2024年03月11日 23時03分

《食・物産 》

高校生×パティシエ「NOUKOUシュークリ芋」デビュー

 高校生×パティシエコラボ「NOUKOUシュークリ芋」が、鹿屋市浜田町の芋Mont Blanc農園工房のプレオープンの令和6年3月8日、ネーミング新たに販売され、4月1日のグランドオープンに向け、新たなスタートを切った。

 この企画は、鹿屋農高生が育てたかのや紅はるかを使い、南風ガーデンの郷原拓東パティシエが、桜島溶岩で焼いて焙煎、芋クリームにし、またトッピングにもふんだんに芋を使用し、より風味が感じられるスイーツに仕上げた。

 先月末には、インスタグライブ配信を行い、かのや紅はるかを育てた農高生によるネーミングも提案していたが、今回「NOUKOUシュークリ芋」と名前が決まり、芋Mont Blanc農園工房での販売がスタートしたもの。

 鹿屋市は、市が定める栽培基準、出荷基準に基づき生産された「べにはるか」を「かのや紅はるか」として認証。

 鹿屋農高のかのや紅はるかは「日本さつまいもサミット2022さつまいも・オブ・ザ・イヤー」で全国のサツマイモ生産者の中から特別賞に選ばれている。

 パティシエの郷原さんは、鹿屋農業高校、東京農業大学卒で、さつまいもの裁培から販売までを手掛け、今回、その独自技術であるさつまいもを皮ごとコーヒー豆のように焙煎し、香ばしく仕上げたものを芋クリームにし桜島溶岩で焼き上げた焼き芋ペーストを加え、よりサッマイモの風味が感じられる一品に仕上げた。

 この日は、プレオープンで自分たちが育てたかのや紅はるかでの新商品が販売になるとあって農高生も集まり、「NOUKOUシュークリ芋」を試食し、お土産用にも買い求めていた。

写真=左側がNOUKOUシュークリ芋

 また、これまでスイーツ販売、アフタヌーンティー、薬膳カレーなどの「南風ガーデン」は、3月から団体予約のみの「ハロー南風」となり、作家ヘミングウェイの邸宅を再現した「南風図書館」を改装して、新しいハーブティーハウス「新・南風ガーデン」を開設。

 今まで通りに人気の「アフタヌーンティー」や唐芋モンブラン「白南風」、「薬膳ハーブカレー」などを提供、お花屋敷と一体になり四季の花々を身近に愛で散策。図書館はリニューアルされる。

 大隅半島農林文化村は、鹿屋市浜田町1349-1、電話0994-47-3118。

 なお、「NOUKOUシュークリ芋」は3月12日、鹿屋農高内でも昼休みに限定販売され、芋Mont Blanc農園工房でもプレ販売されている。

写真=坂井健吉先生祈念公園の隣にある芋Mont Blanc農園工房

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