《地域づくり 》
築102年古民家でそうめん流し~鹿屋空き家再生project
鹿屋空き家再生プロジェクト(久木田弘会長)の、商店街親子体験会・そうめん流しが、令和6年8月24日、鹿屋市本町にある築102年の古民家、岩元邸で行われ、地域の子どもたちが、風情ある古民家の土間でそうめん流しを楽しんだ。
同プロジェクトは、築102年を超える80坪の歴史的建造物である岩元邸の利活用を通じて、鹿屋市中心市街地に古き良き時代の面影を残すにぎわいの場を創出することが目的で設立。
同邸は、その長い歴史とともに街の記憶と文化を現代に伝える貴重な資産であり、この歴史的建造物を利活用しながら地域に新たな魅力をもたらすことで、街の歴史を感じることができる、にぎわいづくりの拠点としての機能を目指しており、増え続けている商店街の空き店舗についても活用や再生を図っていく。
令和5年11月から始まった鹿屋空き家再生プロジェクトの活動は、これまで岩元邸を利用したワークショップを行い、現状と課題を共有、老朽個所の修繕や清掃などDIY、講演会ほかの活動をしながら組織づくりを行い、この6月に任意団体として設立。
当面は、年間を通じてイベントや研修、交流会などを行いながら、広く岩元邸を知ってもらい、地域住民や行政等と連携しながら、商店街活性化に繋がる岩元邸の利活用を模索していく。
今回同プロジェクトとして、商店街と周辺住民とが連携しての初イベントで、地域の子どもたちを招待。中央地区商店街の子どもたちが通う放課後デイサービス、メイプル学園の子どもたちと、岩元邸周辺の子どもたちら約30人がそうめん流しを楽しみ、地域とのコミュニケーションを図った。
子供たちは、「そうめん大好き、何杯でも食べられる」と、手作りの竹そうめん流しに次々と流れてくる麺に箸をのばし、おなか一杯頬張っていた。
そうめんとおにぎりを食べ、岩元邸の中も散策し、「ここには誰が住んでいるの」「なんで空き家になっているの」「とても広い」など話しながら見回っていた。
同プロジェクトでは、今後、古民家マルシェや写真撮影会、演奏会、陶芸展、自主映画上映会などが予定され、また、市民の様々な活用の提案を受け付けている。
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