2024年04月19日 09時51分

《芸術・芸能 》

今見たい!紫式部の絵画~垂水出身の巨匠、和田英作作品

 今見たい!鹿児島で会える、紫式部の絵画~鹿児島市の長島美術館常設展で展示中。

 垂水市出身の和田英作画伯により、約100年前の大正時代に描かれた紫式部の絵画が鹿児島市の長島美術館常設展で展示されている。

 2024年大河ドラマの主人公・紫式部を描いた絵画で150×150夢の大作は、まるで目の前に紫式部がいるかの様な没入感があります。

 描いたのは、黒田清輝と並んで日本近代絵画の巨匠として知られる、画家・和田英作(1874-1959)。

 作品背景は、紫式部が滋賀県近江の石山寺で、夜を徹して源氏物語の構想を練る姿が描かれています。モデルは妻の滋子夫人がつとめ、衣装を借りて夫人に着せ、実際に近江まで出向いて夜が明け始める窓外の風景を描きました。

 大正5年の第10回文展(文部省美術展覧会)に出品されています。

 和田英作は、鹿児島県垂水市生まれ。明るい色彩と堅実で写実的な表現を生涯守り続け、中でも「富士とバラの画家」として知られる。東京美術学校の教授や校長など、多くの後進の指導に当たり、1943年文化勲章を受章。

〈展示期間〉常設展示
〈開館時間〉9:00-17:00(入館は16:30まで)
〈入館料〉一般1,000円/高大生800円/小中生400円/シニア(65歳以上)500円

 また今、現代のドガ、ロバート・ハインテル展も実施中。
 美しい人間を伝えることに人生を捧げた画家。英国ロイヤルバレエ団など世界の著名なバレエ団を取材し、躍動感と精神性溢れるダンサーの姿を描き続けた、「現代のドガ」と評されるアメリカの画家ロバート・ハインデル(1938-2005)。

 同展では、1970年代後半から晩年2005年までに制作した欧米、日本ダンサー、ミュージカル「キャッツ」 「オペラ座の怪人」、スポーツイラストレーションなどの原画作品約70点で構成。併せて希少な版画作品約20点も展示する。
 〈会期〉2024年4月20日(土)~5月19日(日)(火曜日休館)

 この時期、同館庭園では、黄色い「イペーの花」と「黄金マサキ」の鮮やかな黄色の競演も楽しめる。
 マーガレットなどの花々も咲き、桜島の景色と共に春の季節を楽しめます…とPRしている。

【お問い合わせ先】
長島美術館
〒890-0045鹿児島市武3-42-18
TEL099-250-5400、mail:Nagashima-M@ngp.jp

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