《地域づくり 》
竹林整備からはじめる地域の未来の姿を描く学習会
放置竹林を地域の資源へ「はじめての竹林整備学習会」が、2026年1月22日、野方農村環境改善センターで開催され、町内外から38人が参加した。
放置竹林の持続可能な循環資源化モデルや、放置竹林対策として純国産メンマのモデル構築支援等で活動している温室効果ガス削減推進市民ネットワークの深澤義則氏が講師。
同学習会では、竹林整備に初めて関わる方を対象に、切った竹が 竹炭になり、食(メンマ)になり、さらに灯り(竹灯篭)へと活かされていく流れを具体的な事例とともに紹介。
主催の大崎町地域おこし協力隊の伊藤剛氏が、大崎町が進めている竹林プロジェクトなどを紹介しながらあいさつ。
深澤氏は、多面的・多層的・適材適所で進める草の根型の「放置竹林の持続可能な資源化ループの構築」として、まず放置竹林の実態、農地への浸食、深刻化する鳥獣被害の原因など竹林で起こる被害の様子、負の連鎖を話した。
写真=大崎町地域おこし協力隊の伊藤剛氏があいさつ
持続できるためには、シンプルであること、小規模、低投資、多くの人が参加できること、複数の仕組みを組み合わせること、楽しい・美味しいなど。
その竹林整備の方法については、深澤氏が純国産メンマプロジェクト副代表でもあり、メンマづくりについて。
どこでも調達可能な豊富な原材料で、低い原材料・収穫コスト・作業における安全性について、厄介者扱いの放置竹林が宝の山に生まれ変わる…など。
写真=純国産メンマプロジェクト副代表でもある深澤義則氏が講演
また、竹の活用が環境・地域づくりにつながる可能性、副産物として生まれる竹炭。
竹は大変成長が早く、炭材の収集が比較的容易。
農業で使う場合、炭を入れた畑で野菜を育てたら成長がよくなる、本当は1反当たり2.4㌧がいいが、1年に1反当たり100kgからが現実的。
堆肥化設備に竹炭を入れたら発酵が進み、畜産利用や臭気対策にもなる。
草の根型の炭化ツールなども説明。
講演終了後、次の質疑応答があった。
「枝や葉が付いた状態の竹でも炭になるか」
「笹や葉を燃やすと灰が近隣に飛んで洗濯物を汚すなどのトラブルが心配だが、どう消火しているか」
「竹の種類(孟宗竹、真竹など)にこだわる必要はあるか。また、炭の状態は粒か粉か」
「竹を切ってから炭化器に入れるまでの乾燥期間はどれくらいか」
「1回の炭化にかかる時間と、竹の量に対する炭の出来高は」
「農業利用する場合、1反あたりどれくらいの量が必要か」
「初心者が竹林整備をする際、特に注意すべきことはあるか」
「炭を販売する際、肥料のような許可は必要か」など多岐にわたった。
伊藤氏は「竹炭は本当に奥深く、農業利用や環境面など多岐にわたることがわかりました。
特に畑に入れた際の野菜ごとの効果のほどや、畜産利用の有効性などにも触れていただきました。
またメンマをつくるという美味しく竹林整備するという視点も興味深くお話しを聞かせていただきました。
先進地である宮園集落での説明もさせていただき、野方地域では先日、竹林整備がはじまったのでとてもホットな話題提供になりました。
小さくはじめて、楽しく継続できるのが竹林整備です。
地域課題として全国的に広がる放置竹林について、切って終わりではない活かし方を知る機会にもなりました。
今回の学習会で竹林整備からはじめる地域の未来の姿が描けたとなれば嬉しい限りです」など話していた。
















































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