《商工業 》
新会長に藤田秀洋氏~南大隅町商工会総会
南大隅町商工会(玉置博祥会長)の令和6年度通常総会が、令和6年5月21日、同商工会根占本所で開催され、役員改選では、新会長に藤田秀洋氏が選任され、副会長も平川広介氏、浪瀬仁が選ばれた。
玉置会長があいさつし、来賓の石畑博町長、南大隅町議会の松元勇治議長代理・日高孝壽総務民生委員長、日本政策金融公庫鹿屋支店の陣内克哉支店長代理・崎智弘融資課長がそれぞれ祝辞。
議事では、令和5年度事業報告並びに収支決算書、貸借対照表財産目録(特別会計を含む)が承認され、南大隅町商工会運営規約の一部改正案が承認。
次の概要で、令和6年度事業計画が決められ、収支予算書が承認された。
基本方針
中小企業・小規模事業者、地域経済においては、基本的な課題認識と対応の方向性として、先ず、物価高や構造的な人手不足、価格転嫁対策や資金繰り支援、省人化投資支援等に万全を期し、さらに、持続的な賃上げに向けた環境整備を図ることが必要です。
その上で、GX・DX等といった産業構造の転換へ向けて、中小企業・小規模事業者の成長に向けた取り組みを後押しするため、予算・税等政策手段を総動員することが重要であり、また、事業承継、社会課題解決に対する支援等を通じて、地域経済の活性化を図ることを重点施策としております。
当商工会でも、アフターコロナヘの対応、最低賃金引上げ、デジタル化、インボイス制度や電帳法への対応といった事業環境変化によって影響を受ける中小企業・小規模事業者からの経営相談や、各種補助金等申請サポート対応を行うため、相談員等の配置による支援体制を強化し、国県等による各種支援事業の積極的な取り組み支援をはじめ、事業計画の策定など伴走型の支援を実施し、町並びに関係機関と連携協力しながら、各事業所が着実に利益を確保できる経営力の強化に対する支援を図って参ります。
また、商工会活性化指針に基づく積極的な巡回支援の強化など経営改善普及事業や各種地域振興事業の振興を図り、会員増強運動による商工会組織強化はもとより、商工業者の方々への支援を積極的に推進して参ります。
今年度も当商工会各種事業を推進するにあたり、町行政及び関係する機関団体と連携し「地域活性化」の一翼を担う地域経済団体として取組を深めて参ります。
事業計画の主な項目別内容
経営改善普及事業や商工会員の新規加入促進と組織基盤の強化、商工業振興のため町行政及び関係団体との情報交換及び連携強化などの地域総合振興事業。
南大隅町の活性化へ向けた事業の展開、夏祭り等の地域イベント開催への協力など。
写真=新会長らから前会長の玉木氏らに花束贈呈
任期満了に伴う役員改選では、次の役員が決められた(敬称略)。
会長=藤田秀洋
副会長=平川広介、浪瀬仁
理事=神園一徳、立神實嗣、徳留勇雄、磯長剛、蓬莱彰、濱尻博幸、
新坂真一、福元雄二、竹下智久、松元拓摩、東香代子
監事=川原俊一、東幸治郎。
写真=藤田新会長があいさつ
前任の玉置博祥会長と永山定副会長に花束贈呈があり、それぞれ退任のあいさつを行い、藤田新会長が「商売をするにあたっては、非常に厳しい時代になっているが、ここまできたらピンチをチャンスにするしかない。私たちの代でまた頑張って、次の世代にバトンタッチしていきたい。皆様の協力を」などあいさつ。
懇親会がねじめ温泉ネッピー館で行わなわれ、藤田会長が改めて抱負を語り、新執行部との懇親を深めていた。