《選挙 》
石畑ひろし氏が2新人を抑え2期目の当選~南大隅町長選
任期満了に伴う南大隅町長選挙は、現職に2新人が挑み令和7年4月13日投開票が行われ、現職の石畑ひろし氏が、2期目の当選を決めた。投票率は80.96%。
田中けい 453票
あいこう真一 1561票
当 石畑ひろし 2095票

同町長選には、新人で元衆議院議員秘書の田中けい氏(42)、同じく新人で元町企画観光課長の愛甲真一氏(58)、現職の石畑博氏(69)が立候補(届け出順)、三つ巴の戦いが繰り広げられた。
田中氏は、人口減少に伴う地域の現状を訴え、人口減少を止めるために自衛隊関連施設誘致や民間ロケット発射場整備など含めた企業誘致で持続可能な町へ。
愛甲氏は、交流人口、関係人口を増やし、若い世代、女性が活躍するまちは活気がある。もう一回このまちに輝きを取り戻したい。
石畑氏は、農林水産業の振興が第一、子育て支援、自治会支援、この3つを4年前に掲げ町民の生活を第一に、長く住んでいただけるまちづくりを…など、それぞれ訴えてきた。

13日午後8時から開票が進められ、9時10分過ぎには、田中けい453票、あいこう真一1561票、石畑ひろし 2095票が発表され、石畑選挙事務所では、テレビで当確のテロップが流れると、大きな拍手が沸き起こった。
9時半前に石畑氏が事務所に顔を出すとさらに大きな拍手で迎えられ、まずはダルマの目入れ式。
そしてウグイス嬢らから花束贈呈があり、後援会の佐多地区まとめ役、永吉敏春氏による万歳三唱があり、福元祐義後援会長がお礼の言葉を述べた。

石畑氏は、「昨年10月に表明をし、業務を行いながら陳情等で上京した際なども、その間でほか2候補が地域を回っている、これで大丈夫かという思いを持ちながらも、夕方5時から、そして土日をフルに使い3300軒回った。
その中で、1期目に農林水産業振興、子育て支援や自治体支援を重点的に行ってきたこと、そして2期目にやりたいことなど訴えてきた。
特に子育ては、県内1、日本一とも言えるような支援を行ってきて、高齢者や皆さんの声、何を先にしなければならないかも聞き取り組んできた。
1期目のその3つから拡充しさらに取り組んでいくべきことなど、足を運んで皆さんの声をお聞きした。
そこでやっぱい2期目もせんといかん、1期じゃやっせん…という声も聞き、後援会といっしょになって公約を作り、郵送でなく足を運んで伝えてきた。


人口減少については増やすことは難しい、今後20年間は減り続ける。その現実の中、70代、80代の皆さんを大切に、大事にして、小さな町だからこそできることがあると頑張ってきて、この得票の結果、2期目も皆さんの期待に応えるべく、さらに引き続き務めていきたい。
体力、気力もまだまだあり元気、次の4年間もがんばります」など喜びの声を伝えていた。
