2026年07月23日 05時51分

《食・物産 》

UHA味覚糖 鹿屋市へ工場新設 人気商品おさつどきっを加工

 人気商品「おさつどきっ」などのUHA味覚糖が、 鹿屋市内へ工場新設するための立地協定締結式が、令和8年7月21日、鹿屋市役所で行われた。

 味覚糖株式会社(山田泰正代表取締役)は、「ぷっちょ」や「コグミ」などのヒット商品で知られているが、今回、鹿屋市吾平町上名にある既存の食品加工場を買い取り、2027年9月から主力商品「おさつどきっ」に使用するコガネセンガンの加工を開始する予定。

 これは鹿屋市が、原料となるコガネセンガンなどサツマイモの産地であることが立地の大きな理由。

 これまで鹿児島産や宮崎産のサツマイモを福岡まで運んだうえで加工していたが、産地である鹿屋市に加工場を新設することで、輸送にともなう品質のばらつきを抑えられるほか、歩留まりの向上も期待されるという。

 この日は、味覚糖株式会社の山田泰正代表取締役、供給ディビジョンリーダー兼奈良工場長兼神戸工場長の藤井元太郎取締役が鹿屋市を訪れ、大隅地域振興局の坂脇健一局長を立会人に、郷原拓男市長と稲村憲幸副市長が出席。

 協定書の署名が行われ、郷原市長、坂脇局長があいさつ。
 山田社長が立地表明があった。

 味覚糖株式会社の概要は次の通り。
 同社は飴菓子の製造販売を行う会社として、昭和24年に大阪府大阪市で設立。

 「おいしさは、やさしさ」を理念に、「ぶっちよ」や「シゲキックス」など独創的なアイデアと確かな品質でロングセラー商品を多数創出。

 幅広い世代に親しまれる菓子作りで培った技術を応用し、近年は「UI-IAグミサプリ」といった健康食品分野にも事業を拡大。
 常に新しい価値の創造に挑戦し続けている。

 今回の工場新設は、ロングセラー商品「おさつどきっ」の製造内製化と需要増に対応する増産を目的として、鹿児島県鹿屋市に拠点を設けるものである。

 新工場では、これまで協力工場にて行っていた原料(さつまいも)のスライス冷凍加工を段階的に内製化する。

 原料産地に近い鹿児島エ場が稼働することで、原料輸送時の鮮度劣化リスクが低減され、品質および歩留まりの向上が期待できる。

 この取り組みにより、高品質な製品の安定供給体制を確立し、今後の更なる事業拡大を目指す。

 今回の工場新設は、地域における雇用の創出をはじめ、地域経済の活性化に大きく貢献するものと期待される。

 ▽所在地 大阪府大阪市中央区神崎町4番12号
▽設立 昭和24年
 ▽代表者 代表取締役山田泰正
 ▽資本金 1億円
 ▽従業員数 1037名
 ▽事業内容 菓子・食品の製造および販売
 ▽主なプランド「おさつどきっ」「ふっちよ」「シゲキックス」「e-maのど飴」「さけるグミ」「忍者めし」など

 新設工場の概要
 ▽工場名 味覚糖株式会社鹿児島工場
 ▽所在地 鹿屋市吾平町上名4760番地3
 ▽用地面積 8676平方m
 ▽建物面積 2738.03平方m
 ▽人居予定 令和8年8月
 ▽操業予定 令和9年9月
 ▽投資予定額 約6億8000万円
 ▽新規雇用者 23名
 ▽事業内容 菓子類の原料加工
 ▽生産計画 約9.5億円/年(初年度)

 新工場では、現在流通している「おさつどきっ」の約半分にあたる2000万袋分が加工される予定。

 山田社長は、「なぜ鹿屋だったのか、唯一の理由は産地です。産地に近い。これだけ力強い環境があれば、必ず良い品質のものが作れると思います。

 創業者の出身は鹿児島です。鹿児島の徳之島出身で、創業者の思いの込めた土地だからこそ必ず成功する工場になると信じています。

 将来的にはサツマイモだけでなく、鹿屋産のほかの食材も製品化していきたい。」

 郷原市長は、「今後、鹿屋の食材を使った様々な商品開発なども見込まれるということなので、そういった点にもおおいに期待したい」など話していた。

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