《おおすみ雑記 》
日本最古? 吾平山上陵参道の広葉杉巨木が見るも無残に
先日、吾平山上陵公園の清掃のことは書いた。
吾平山上陵参拝のために出掛けたこの日、ちょっとショッキングなことがあった。
吾平山上陵参道は、凛として神々しく、歩いていると気持ちが引き締まるが、その山道には杉の大木が何本も立ち並んでいる。
また紅葉もあり、新緑が映えるときと、紅葉が映えるときと、静かに流れる川を横目に季節季節で参道を楽しめる。
そして立ち並び高く伸びる杉の大木の中に、ひときわ天に伸びる1本の大木、それも樹齢約400年とも言われる広葉杉(こうようざん・中国南部原産)の巨木がそびえたつ。
広葉杉のことは、次の内容で2013年5月に本紙「おおすみ再発見」で紹介してある。
◇ ◇ ◇
広葉杉は「スギ科の常緑高木。葉は硬く、鎌のような形で、小枝に密に並ぶ。4月ごろ、雄花と雌花とをつける。
中国の原産で、日本には江戸時代に渡来。オランダもみ。琉球杉(りゅうきゅうすぎ)。広東杉(カントンすぎ)」あるいは「中国南部原産のスギ科コウヨウザン属の常緑針葉樹。
大きいものでは樹高30㍍以上、直径1㍍以上に成長する。 日本には江戸時代後期に渡来」とネット辞書では説明してある。
しかし、吾平町誌前巻には、園芸学者玉利幸次郎が、昭和38年頃吾平山上陵を参拝した時に、広葉杉(当時で樹齢約350年)がそびえ立っているのに驚嘆した…と説明してある。
今だと樹齢は約400年ということになる。
400年前というと日本の歴史の中で1600年ころは関ヶ原の戦いがあった前後で、その後、江戸幕府が開かれている。
「日本には江戸時代後期に渡来」と説明されているが、吾平山上陵のこれは樹齢からすると江戸時代が始まった頃ということになる。
凛とした参道の中に、ひときわそびえ立つ広葉杉。
日本全国には、この広葉杉の大木は地域の天然記念物等に指定されているものも多い。
吾平山上陵自体の存在も全国に誇れるものだが、この広葉杉、余り話題にされることがないが、吾平山上陵の参道にある樹齢400年の巨木。もっと注目されてもいいし、天然記念物等に指定されてもいいし、吾平山上陵とともにもっとPRしていいのでは!
私は、山稜だけでなくこの広葉杉も拝みながら参拝している。みなさんも一度見に行かれては!
◇ ◇ ◇
写真=在りし日の広葉杉
その広葉杉、樹高30㍍を超えていると思われるくらいの巨木で、参道の木々の中でひときわ目立っていたが、それがバッサリと切られていた。
志布志の山宮神社では、国指定天然記念物の大クスとともに、紙垂や注連縄などが飾られ、看板も建てられて広葉杉も大切に守られている。
その広葉杉よりも一回りも二回りも大きい…と思われ、歴史的価値もあり、訪れたときはいつも見上げ、お祈りしていたその広葉杉が見るも無残な姿に…。
写真=広葉杉の実と吾平山上陵御朱印
その大木が倒れるほどの大きな台風は、最近来ていないし、雷とかに打たれたなどの話は聞いていない。
切り株を見てみると空洞があったり、木の中が腐っていたわけでもない。
この文化財的価値もあると思われる広葉杉は、参拝に来られる人にとっても大切なものだったはず…。
広葉杉の球果(実)にも特徴があり、参道に落ちていた実を、吾平山上陵の御朱印とともに、大切にしてきたので、これからその姿を見られないと思うと残念でならない。
歴史的な価値のあるもの、もっと大事に…(米永20260720)




















 (1)_00001.jpg)























カナザワ様 7月例会_250708_10_1024.jpg)





