《エコ 》
鹿屋工業高生徒が再生可能エネルギー関係施設を視察
高校生ゼロカーボンプロジェクトで(有)福元電設と輝北ダム
高校生ゼロカーボンプロジェクト、再生可能エネルギー関係施設視察が、令和6年12月12日開催された。
県立鹿屋工業高等学校電気科2年の生徒40人が、(有)福元電設(福元淳代表取締役)の鹿屋市笠之原町にある太陽光バネルリサイクル工場と、輝北ダムを視察したもの。
鹿屋市の脱炭素社会の実現に向けた取組の一つとして、市内高校生に大隅半初の太陽光発電パネルリサイクル施設や、再生可能エネルギーである水力電施設の視察を行ってもらうことで脱炭素に対する知識の普及・啓発を図るもの。
主催は鹿屋市。
また、今年7月には鹿屋工業高で、同プロジェクトのカーボンニュートラルカードゲームを実施。
架空自治体での民間企業役の14種、行政役の4つの計18グループに分かれ、脱炭素に向けた戦略を立案。
他グループとの協力や意見交換により、脱炭素の内容や金額が書かれたカードをやり取りすることで、2030年までの脱炭素への行動の結果でその地域全体でどれだけ二酸化炭素排出量を削減できたか確認するゲームを行い、その仕組みを理解した上で実施されたもの。
この日は、(有)福元電設太陽光バネルリサイクル工場を訪れ、太陽光バネルのリサイクル工程の視察、作業体験をおこない、輝北ダムでは、ダムと水力発電の視察を行った。
太陽光バネルリサイクル工場では、同工場の作業工程や内容を同社から、また、太陽光パネルについてシャープエネルギーソリューション㈱、ゼロエミッションリサイクルについて㈱浜田から説明を聞き、実際同工場で太陽光発電パネルからガラス部分と電極部分を分け、ガラス部分を細かく粉砕していく様子を熱心に見入っていた。
電気科2年の原田隼佑君らは「リサイクルしまた活かしていくことによって、カーボンニュートラルを考えることにとって、社会がよくなっていけば」など話していた。
輝北ダムでは、ダムの水が流れる様子や電気をつくるタービンなどを見学し、太陽光とともに再生可能エネルギーの仕組みを学んだ。