2025年07月03日 09時41分

《選挙 》

元職1、新人3の激しい戦い 参院選鹿児島選挙区公示

 令和7年7月3日公示、7月20日投開票の参議院選挙。鹿児島選挙では3日、定数1に元職1と新人3の合わせて4人が立候補、コメ問題や物価高騰対策などを争点に、20日までの18日間の選挙戦が展開される。

 立候補したのは次の4氏。

 参院選鹿児島選挙区立候補者(敬称略・届け出順)
尾辻 朋実 44 無新   元参院議員秘書
牧野 俊一 39 参政新  医師
園田 修光 68 自元①  元衆院議員
山本 貴平 50 N党新  自営業

 これまで、共産党新人の松崎真琴氏(67)が5月16日には、立候補を表明していた。
 国政選挙は4回目の挑戦で、川内原発延長運転の反対、大軍拡はやめて国民の暮らしや平和を守れと、平和行進の出発式に参加、街頭演説を続け活発な運動を続けてきたが、立憲民主党との候補一本化で7月2日、正式に立候補しない決断を表明した。

 一本化した尾辻氏、これまで立候補表明の園田氏、牧野氏との3つ巴の戦いと思われていたが、公示直前の2日、NHK党が山本氏を擁立し元職と新人、4人の戦いとなった。

各候補の大隅半島入りは

 立憲民主党が推薦する無所属新人の尾辻氏は、鹿児島市加治屋町の歴史ロード維新ふるさとの道、午後から薩摩川内市の川内駅西口で出発式。天文館や日置市でも思いを伝える。
 大隅半島入りの日程は、今のところ未定。

 参政党新人の牧野氏は、鹿児島市山下町の選挙事務所で出陣式。山形屋前で街頭演説。午後は選挙カーで姶良市ほかを回り、3時半からは、立候補前から決めていたというアドベンチャーレースのチームとしての参加のため北海道に向かい、約4日間選挙区を空け、投票日直前の18日に大隅半島入りする予定。

 自民党公認で国政復帰を目指す元参院議員の園田氏は、鹿児島市浜町のかんまちあで出陣式。谷山から午後は指宿市、南九州(知覧)、枕崎、南さつま市などで第一声。
 4日(金)には、大隅半島入りし、鹿屋市などで第一声を放つ予定。

 政治団体NHK党擁立の新人の山本氏は、県庁前でマイクを握り、夕方は鹿児島中央駅前でビラを配るなど第一声。
 その後は、出身の東京に戻り、大隅入りの予定はないという。

各候補の主な訴えは…

 争点は、国民の生活に直結するコメ価格高騰など物価高対策。
 トランプ政権による関税措置への対応、現金給付や消費税廃止や引下げ等の是非など。
 
 尾辻氏は、44歳女性として、40代の女性の声、身近な世代の声が永田町に届いてほしい。誰もが幸せな人生を過ごせる社会づくりが原点に、世界も日本も大きく変わるいま、人も資源も魅力いっぱいの鹿児島。ともに変えましょう、などと訴えている。

 牧野氏は、県内の医療機関で救急医として勤務、離島で救急医として勤務した経験から、AIを活用した教育や予防医療など。
 また減税や積極財政、農家への所得補償制度の必要性などを訴えている。

 園田氏は、年金、医療、介護、子育て、国の施策の中で守っていかなければならないを一生懸命やっていきたいなどと社会保障の充実や、地元の農業を守り、輸入に頼らない食の安心を取り戻す。世界とつながる高付加価値観光や投資を呼び込む…など訴えている。

 山本氏は、外国人問題を第1にやっていく党が日本には必要であり、違法性の高い外国人や偽装難民のことを少しでも多く周知したい…などを訴えている。

自公、過半数へ50議席獲得なるか

 今回の選挙は248議席のうち、改選の124議席と東京選挙区の欠員の補充をあわせた125議席をめぐって争われ、自公、過半数へ50議席獲得なるかも注目されている。

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