《農林水産 》
新設農業法人WoW Agri 継承型農業キックオフセレモニー
㈱WoW SPACEとWOW農園と
新設農業法人WoW Agriによる継承型農業キックオフセレモニーが、令和7年2月6日、県民健康プラザ健康増進センター内で開催された。
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写真=事業を説明する山薗浩二代表取締役
大隅半島の「シニア世代農業指導者」と「特定技能農業ビザで入国する海外人財」、「国内Z世代の若者」が三位一体となって継承型農業の推進により、地域の活性化を図ることを目的として設立されたもの。
この日は、慶應義塾大学発のベンチャーとして起業した株式会社WoW SPACEの浜口翔伍取締役、立命館アジア太平洋大学(APU)教務副部長で情報技術センター長のNISHABTHA GIGURUWA教授、農業法人WoW Agriの山薗浩二代表取締役が、それぞれ事業説明を行った。
株式会社 WoW SPACE(三浦紘勇雅代表取締役・本社神奈川県藤沢市)は、Software as a Service(EdTech)や特定技能外国人支援業務(登録支援機関)、有料職業紹介、労働者派遣事業、農業支援サービス(AgriTech)、人材育成・教育事業(WoW SPACE Campus)など採用から雇用継続までをトータルに事業展開。
NISHABTHA GIGURUWA教授は、株式会社 WoW SPACEの技術アドバイザーで、スリランカからの特定技能実習生6人を大隅半島に派遣し、鹿屋市串良町、高隈町、下祓川町、輝北町、肝付町新富、肝付町内之浦、大崎町でWOW農園を展開。
WoW SPACEとWOW農園の大隅半島での母体となる農業法人WoW Agriについては、「グローバルな六次産業で農業をもっと楽しく、もっとワクワク」として、有機青パパイヤや有機ビーツ、マンゴー、有機ジャンボニンニク、米、有機ブルーべり^、いちご、大玉金管をWOW農園を介し展開。
今後は提携の3大学やWoW SPACEの人材派遣を受けながら各現場のプロフェッショナルを育成し、加工や販売、ブランド化を事業として進めていくという。
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写真=浜口翔伍取締役が㈱WoW SPACEを紹介
浜口取締役は、WOWというこれまで見たことのない驚きのスペースを構築していく会社で、海外人財が安心して働き、持続可能な関係を築けるよう、より包括的で実践的なサポートを提供、来日前から就労後まで一貫した支援を行っていく…など説明。
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写真=WOW農園を説明するNISHABTHA教授
NISHABTHA教授は、現在大隅半島で、スリランカ人6人がWOW農園で働いており、そのWoW SPACEとの連携、WoW Agriとの繋がりなどを説明。
15年前から情報技術で労働社会を豊かにしようと取り組み、出身のスリランカ政府からも研究者からの応援もあり、日本とスリランカとの共同研究。
今回、WoW SPACEの人材育成プラットフォームづくりに関わってきた。
WOWはWEBの知恵を使っていきましょうというベンチャーの意味もある。
大隅半島を訪れるたびに農家の知恵を学んで、後継者のいない農地を継承するなどして大隅半島各地でWOW農園を展開、その内容を説明した。
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写真=スリランカの特定技能実習生らも参加
山薗代表取締役は、通信販売業を20年、農業が13年、農業の実態が見えてきて、国が推奨する六次産業化という視点から見るとやはり1次産業が一番重要であり、農業活性化するためにいろんなプラットフォームが出てきて、日本の農業のためというが農業の人材が足りていない。
三次産業が求めるものをどのように作ればいいのか、消費者視点で何が必要なのか、これからというときに労働力、募集しても若い人は来ないという実情がある。
そうした中で昨年10月からスリランカから特定技能実習で6人が、農業に真摯に向き合ってくれている…などの現状を報告。
次の事業計画概要を説明。
スマート農業などプレゼン型農産物作付け計画、農業技術サポート計画、管理と収穫(システム化)可視化、農産物加工技術指導、加工機材サポート、独自の加工やデザインなど魅力あるオリジナル商品づくリ・開発、販売計画・ブランド化など。
地域社会からの信頼や期待に、高い水準でこたえられる農業を確立し、全国に、世界に羽ばたきます!
多くの地域住民にこのイベントを広く知っていただくことで、地域の課題解決や魅力発信に繋がる…など伝えた。
WoW SPACE WoW Agri HP