《建設・インフラ 》
全面開通した都城志布志道路の利便性高めるための2道路を
都城末吉道路と曽於志布志道路建設促進に向けた合同決起大会
東九州自動車道と都城志布志道路をつなぐ2道路、都城末吉道(末吉財部ICと平塚IC)、曽於志布志道(曽於弥五郎ICと有明北IC)の建設促進に向けた合同決起大会が令和7年9月13日、曽於市末吉総合センターで開催された。
圏域3市の市長や国会議員、関係の行政機関、民間団体、地元住民ら計約700人が参加し、早期整備への機運を高めた。

▽都城末吉道路
新燃岳噴火などの大規模災害時に、九州縦貫自動車道の通行止めに備えた代替路として機能し、救援物資の輸送や緊急搬送を支える広域的な機能が期待される重要な道路。
また、自動車専用道路で宮崎市と鹿児島市か横軸でつながることにより、所要時間の短縮が図られ、物流だけでなく、観光や医療アクセスの向上が期待されている。

写真=曽於市の竹田市長があいさつ

写真=志布志市の下平市長が大会決議
▽曽於志布志道路
鹿児島市、薩摩半島地域と、産直港湾である志布志港とのアクセスをより容易にし、さらなる利便性の向上が図られ、農畜産品等の輸出促進や販路拡大が期待されている。
また、移動時間短縮の効果などから、南九州地域の畜産業を支える飼料供給基地としての志布志港の機能強化と、観光や地域交流の更なる活性化にもつながる。
曽於志布志道路の事業化に向けては、10月ごろに国や県などで構成する検討委員会を立ち上げる計画。


両道路が新たに整備されることにより、大規模災害時の救命、救急、支援物資の輸送におけるダブルネットワークの効果が期待される。
この日、「届け地域の熱い思いを」テーマに掲げ、都城末吉道路建設促進協議会の竹田正博会長(曽於市長)が主催者を代表して、3月に全面開通した都城志布志道路の利便性を高めるためには2道路の整備が不可欠とした上で「今後の発展のカギを握る最重要の道路であると確信している」などあいさつ。
来賓の森山裕衆議院議員や塩田康一知事(代読・藤本徳昭副知事)、河野俊嗣宮崎県知事(代読・佐藤弘之副知事)、垣下禎裕九州地方整備局長が祝辞。
志布志市の下平晴行市長が大会決議。都城市の池田宜永市長によるガンバロー三唱に合わせて参加者全員が発声し、決意を表した。
主催
都城末吉道路と曽於志布志道路の建設促進協議会。
共催
東九州自動車道と都城志布志道路のバイパス(末吉財部・平塚)道路建設促進民間協議会。
東九州自動車道と都城志布志道路のバイパス道路建設促進民間協議会。
道づくりを考える都城広域女性の会
