2024年06月29日 11時31分

《雑草 》

マックスバリュ跡、大隅の中心たる心に残る「バスの駅」に

 大分県の佐伯市にスカイスポーツ仲間の友人が病院に入院しているので、見舞いに行く事にして都城から電車で行ったコロナ禍の騒動が始まる前の頃であった。

 ガンの初期症状が内蔵に見つかったので今の内なら外科の摘出手術でなく、内科で(専門的には不詳)X線で照射して治療しようと入院していた。彼が信頼する専門医で暫く入院していたが治ったと連絡があり、影が消えたが定期的に経緯を見てみようとのことだ。

 既に7年近くなるが再発の兆候なし恐らく心配ないと快活に連絡を受けた。最近、生母の郷が柏原で幼い頃よく海辺で遊んだ遺灰は散骨して呉れの遺言どうりに済ませたと私の処に知らせに来た。

 彼は久留米と宮崎にもこじんまりした自宅を持っており、久留米の方は住居兼仕事場で精密機械工の機材もそろえているが、海が見える少し高台の美々津に住みたいと、足腰が言うことが効くうちは、行ったり来たりが願望である。

 彼は宮崎テレビで包丁や刃物の砥ぎ士で取り上げられ有名になって、生活の面には心配ない。
 横道にそれたが佐伯駅の交差点を少し先に気の利いたショッピッグセンターあり、そこの総菜コーナーが何でも揃ていて前の横に中2階になっており、お客がくつろぐ場所が設置されていて総菜の出来立てを好みの品を買って寛ぎ(くつろぎ)場で食べられるので私もその様にした。

 バスと電車で都城から佐伯に来ているので帰りは友人の全快を1日でも早く治るよう祈願して、ソニック号指定席でワンカップ大関を1杯チビリと喉を潤し烏賊ゲソの天ぷらを肴にした。
 悲嘆してもしょうがない、30年近くスカイスポーツで無事過ごして来れた仲間で、治るから心配ないよと笑顔で別れた。

 私も肝付町高山上空でエンジンが止まり再起動するも掛からず、着陸場手前まで何とか引っ張り不時着して機体(複葉機)のメンギヤー壊したが無事で助かった。
 唐津のスカイフェスタでは乱気流に遭いあわや墜落かを無事切り抜けて来ている。

 お互いにスカイスポーツで危ない目に合いながら無事過ごせたのも、ここぞと言う時は身体だけは守った。(今は航空身体検査が通らず引退)。
 きっとソニックの車中で祝い酒が効いたのだと再会した時に話をしたら、だから総菜コーナーを教えたのだとお互い笑い飛ばした。

以前は笠之原からジョギングでリナシティへ

 話は鹿屋のマックスバリュ。此処の総菜コーナーの評判は良かった。6~7年前だったかコロナ禍以前は休日の度に、笠之原からジョギングでリナシティへ行くのが日課だった。 
 マックスバリュで、いか(烏賊)の天ぷら・かき揚げなど求め、川辺で食べるのが愉みの一時であった。

 地元にも評判の良いフードショプがあるので、バス2台は片屋根で客が横殴りの雨にも濡れずバスに乗降り出来る様に設置して欲しい。総菜コーナーの出来立てを口にする場所も人に気兼ねなく食べられる処も一考かと思う。

 何か鹿屋に行ったらバスを待つ間にチョッとしたおやつを啄むのも楽しみでなかろうか。慌ただしさに追われているバス停留所でなく余裕を持つ、醍醐味を醸し出す様にしては如何かと思う。

 マックスバリュの跡は人々の意見を取り入れ、高齢者社会になる今日、運転手には安全運行できる様にして欲しい。リナシティ周辺は再考察の余地が多いと思うし、鹿屋からのバス利用が楽しくなったと言える様に皆で協力しようではないか。

市民や中央駅直通バスや空港バスなど市内外からも人が集える場に

 佐伯の見舞いは日帰りで歴史探訪は余り出来なかったが、徳川家康は宇和島(島ではない四国の領地)豊後水道の重要な海峡に、東北仙台の雄・伊達政宗の嫡男・伊達宗城を領主として四国の宇和島7万石を与えた。

 政宗を片腕とする策であった(人質)とも謂われる。佐伯は毛利氏2万石のこじんまりした城下町で豊後水道の要を伊達家と共に守った。
 毛利家は関が原で西軍に加担したが、小早川秀秋は関が原の戦いの裏切りの勲功で岡山城主50万石余で大出世したが若くして病死し嫡子がおらず廃嫡になった。
 吉川元春が毛利家と血がつながり約130万石が約30万石に減封されて毛利藩は家系を繋ぐ。
 家康は配下に従う者は許している、特に九州には喉に刺さった様な島津家には警戒を怠らかった。

 津久見駅にも再訪したかったが大友宗麟の終焉の地は遺言で彼を祀った公園もあり、駅前には威風堂々の宗麟の銅像が建つ。
 島津氏によって攻め立てられ豊臣秀吉に助けを請うた姿には見えない様で、津久見地方を治めた当時は全盛期であった。
 津久見駅には伊勢正三の名曲「なごり雪」のメロディが、特急が停まる度に流れる。彼の出生地であり旅情を誘う。
 臼杵の事にも触れたいが横道はこれ位にして、マックスバリュ跡に大隅の中心のリナシティかのやとして、高齢者にも優しい、ショッピングも含め市民や、中央駅直通バスや空港バスなど市内外からも人が集えるような心に残る「バスの駅」になって欲しいものだ。(岩重20240629)

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