《観光 》
7/1~霧島錦江湾国立公園「雄川の滝」で入域料制度開始
南大隅町と環境省では、持続可能な利用と保全のため、「国立公園満喫プロジェクト」の一環として管理経費の一部を来訪者に負担してもらう制度の検討に取り組んできたが、令和6年7月1日(月)から、南大隅町雄川の滝公園の設置及び管理に関する条例に基づき、入域料の徴収が開始される。
その背景•経緯は次の通り。
平成30年8月に霧島錦江湾国立公園に編入された「雄川の滝」は、コロナ前にほ国内外から年間10万人以上が訪れていた県内有数の自然豊かな観光地です。
一方で、特に休日や連休日には来訪者による交通渋滞が頻発し、住民の移動にも支障が生じる等、地域の生活にも影響が出ています。
まだ、こうした繁忙期の渋滞対策や、日常的な現地施設の清掃・補修、例年の台風等により被災した施設の復旧等に要する費用も含め、毎年1000万円以上の経費が必要となっています。
これらの経費は全て南大隅町の一般財源により賄われていますが、将来的には施設の老朽化等に伴って経費負担が更に増大するおそれがあり、豊かな自然環境の保全活動等に要する財源も不足しています。
このような状況を踏まえ、環境省と南大隅町は、雄川の滝の持続可能な利用と保全を目指し、その経費の一部を来訪者にも負担いただく「利用者負担」の制度検討に取り組んできました。令和6年3月に、その検討結果をふまえた条例が南大隅町議会において議決し、このたび7月1日より入域料を本格導入します。
(主な検討経緯)
令和元年度〜
「国立公園満喫プロジェクト」の一環として、雄川の滝の施設の維持管理やサービス向上、環境保全に繋がるような「持続的な利用と保全」の仕組みについて南大隅町が検討を開始。
令和4年度
環境省において、雄川の滝における利用者負担の制度検討に必要な調査等を実施、南大隅町と制度案について協議
令和5年度
南大隅町が「観光施設利用者負担制度検討委員会」を設置し、地域関係者と雄川の滝における利用者負担制度(案)等について協議し正式な制度内容として決定。南大隅町議会において「南大隅町雄川の滝公園の設置及び管理に関する条例」が議決、令和6年7月!,日の本格導入が確定。
雄川の滝入域料の内容
実施主体:南大隅町
導入開始:令和6年7月1日(月)8:30~
実施場所:雄川の滝 遊歩道入口(鹿児島県南大隅町根占)
入域料:大人(中学生以上)300円、小学生150円、幼児無料
障害者手帳保有者:大人(中学生以上)200円、小学生無料、幼児無料
使途事業:入園料は、来訪者の安全対策-利便性の向上及び自然環境の保全に必要な事業に充てられます。
導入日にはセレモニーが開催されます
日時:令和6年7月1日(月)8:00開始
場所:雄川の滝公園コンテナハウス前
概要:先着10名にノベルティ配布
「雄川の滝」で入域料制度が開始 町HP