2024年07月05日 17時23分

《行政 》

垂水市多文化共生まちづくりコーディネーターに委嘱状

技能実習生等の外国人が増え市民の橋渡しを

 令和6年度垂水市多文化共生まちづくりコーディネーターの委嘱状交付式が、令和6年7月1日、垂水市役所市長室で行われ、高櫻健一さんと岡田径子さんへ尾脇雅弥市長から委嘱状が手渡された。

 垂水市においては、近年技能実習生等の外国人が増えており、言葉や生活習慣の違いから、市民と意思疎通がうまくいかない等の課題が発生。
 
 そこで、それらの課題を解決し、外国人と市民の橋渡しを行う垂水市多文化共生まちづくりコーディネーターを設置。

 4月11日から高櫻さんが着任し活動を始めており、今回、岡田さんが7月1日から着任し両名に対して委嘱状を交付したもの。

 なお、地域おこし協力隊の制度を活用して行うが、垂水市では初めての地域おこし協力隊員となる。

 この日は、委嘱状交付があり、尾脇市長が「初めての体験だと思いますし、課題もあるともは思いますが、垂水の良さとか体験していただきながら、言葉のハンディを超えて繋いでいただければ大変ありがたい。

 都会ではありませんが、一人ひとりの顔が近いのも魅力ではあります。昨年1月に4回目の当選をさせていただいたのですが、垂水を自然のディズニーランドにしたいと訴えました。それぐらい食や自然がいっぱいありますので、ぜひ楽しみながら、その中でいろんな交流をしていただいて充実した日々を過ごしていただければ」と期待を込めあいさつした。

 高櫻さんは、東京都大田区出身。約8年間海外生活、3か国語を話し日本語教師として働いていた経験もあり、垂水市に移住する前は、北海道で地域おこし協力隊に所属し、羊飼いとして地域に貢献。

今、毎週火曜日に、垂水市日本語教室を開催し、日本語の文法、文字、日常的に使う会話などを教え、また、毎週水曜日には、日本語や、日本の生活で困っていることなどの日本の生活相談窓口を開き、掲示板に貼るチラシの英語版を作成するなど活動を続けている。

 岡田さんは、これまで東京で会社員として勤め、住んでいるところが外国人が多いところで外国人との交流など続けていたという。
 今回、娘さんの子育てをしながら感じていた、特に鹿児島での生活、活動にチャレンジ。
 高櫻さんともに外国人と垂水市民との橋渡しを行う。

 垂水市には、約500人の外国人が実習生として働き、グローバルオーシャンワークスでは100人前後が働き、牛根中跡地を活用する計画があり、さらに100人ほどの人手が必要になるという。

 今後さらに外国人が増えていくことが予定され、今回の多文化共生まちづくりコーディネーターには期待がかけられているという。

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