《トピックス 》
郷原茂樹氏を表彰 観光事業功労者で
6次産業による
NPOカラー芋ワールドセンター理事長など
鹿児島県における観光産業の振興に尽力された団体・個人を表彰する令和5年度観光事業功労者等表彰式がこのほど、鹿児島市の城山ホテルで行われ、鹿屋市の小説家、詩人で、NPOカラー芋ワールドセンター理事長の郷原茂樹氏が、観光事業功労者表彰を受賞。令和5年7月6日、表彰報告を鹿屋市に行った。

写真=写真=中西市長と受賞の郷原氏(右)
今回の表彰概要は次の通り。
郷原氏は、都市化が進む中、農村の価値を再評価し、経済的・文化的価値を高める地域づくり活動に一貫して取り組んでいる。
会員有志で設立した「フェスティバロ」は、本県の特産品である唐芋を直営農場で栽培し「からだによくて美味しい」お菓子として、県内はもとより全国の百貨店や空港で販売している。
中でも唐芋レアケーキ「ラブリー」は、全国的な人気商品となり、唐芋の新たな魅力を全国に発信することに貢献した。

写真=写真=関係者らと今後の活躍を期待
また、平成27年に「株式会社大隅半島農林文化村」、平成28年には「株式会社大隅半島芸術村」を設立。同氏のプライベートガーデンであった「南風ガーデン」や、私設図書館である「南風図書館」を、一般に無料開放している。
「ガーデンハウス」では、6次産業による観光地づくりを展開。市内外はもとより、錦江湾に寄港したクルーズ船の乗客等も立ち寄るなど、多くの観光客が来場し、新たな観光の拠点となっている。
環錦江湾観光誘客活動にも寄与
自治体や関係団体と協力し、鹿児島が誇る錦江湾を活かした、持続可能な観光産業として、地域密着型の稼ぐ地域づくりを目的に「環錦江湾観光連絡会議」の設立に尽力、環錦江湾地域の観光誘客活動に大きく寄与している。
このようなことから、同氏の本県観光振興への功績は大である。
この日は、受賞の郷原氏のほか、東アジア唐芋友好協会のメンバーが同行しともに受賞を祝い、「コロナも終わり、クルーズ船などの受け入れなど鹿屋市とともに観光事業をさらに取り組んでいきましょう」など中西茂市長から今後の活動にもエールが送られた。