2024年07月10日 09時29分

《おおすみ雑記 》

その日は静岡や北九州から…高隈も全国レベルの山に…

 小中で野球、高校と大学でラグビーをやってきて、背は低いけど足はそれなりに速かったので、なんとか楽しんでやれていた。
 それなりにスポーツ、特に球技はなんでもこなすほうと思っていたが、ゴルフは何回かラウンドしてみて、まあ練習もろくにしないで回るわけだから、あちこちボールが飛んで、まだラグビーしてるほうがましだと思い、いろいろ誘われたが断り続けて今になっている。

 これを書きながら、果たしてゴルフは球技と言えるのか…と調べてみたら、「コースにおいて、静止したボールをクラブと呼ばれる道具で打ち、ホールと呼ばれる穴にいかに少ない打数で入れられるかを競う球技の一種」…とあったのでなるほど球技なのか。

 ただ、かなりメンタルなスポーツで、これまでフィジカルな、どちらかというと体力勝負的なスポーツをしてきたのでそういうこと流れになったのか…?
 今だったらラグビーはバックスでも身長180㌢はざらにいるので、タックルするのもとても怖そうで、いい時期にプレイできたと思う。それでも右肩の脱臼は12回を数えた。

 話がちょっとずれた。
 40代まで野球、ラグビーを社会人で続け、さすがに走れない、タックルできないで、次は…と思っていたところが、登山やアウトドアに向かって、ゴルフをスルーしてしまった。

写真=84歳の久保さんが岩場を元気に上る後ろ姿㊤

 書きたかったのは次のこと…。
 某会で会員ゴルフの案内があり、雲行きが全員参加…?
 そこでゴルフ班と登山班とに分け、登山班を募った。
 某会とは鹿屋七日会で、これまたわき道にそれるが、20代で鹿屋に帰ってきて、親父がまず入れと連れていかれたのがこの七日会。

 ほかのいろんな会でも、会員ゴルフ大会が開催され、皆さん楽しんでおられる。横目で見ながら、しない会員は高隈登山を募りましょうと言っても、ほとんどがうなずいてくれない。

 ただ、七日会では、ゴルフを楽しむのも含め宮崎で例会を開いたとき、登山組を募り、それぞれを楽しんだ。そういうこともあったので今回も…。

 前回も今回も私を含め2人だったが、それはそれで楽しい。
 ただ、登山のこの日の朝方、気温34度前後という日に登山なんて熱中症は大丈夫かと電話をもらった。たぶん家族が心配していたのだと思う。

 雲がそれなりに出てたし、ゆっくり行きますから大丈夫…と答えた。大変な時は途中で下山すればいいと思っていたので…。

写真=テレビ塔跡のコンクリートの建物が撤去されいになり休憩場に

 本当に書きたかったのは次のこれ…。
 登山中ですれ違った人には「どこからですか?」といつも聞いている。
 この日は、女性一人の登山者(30代か?)もいて下山中。思わずこの辺の方ですか、鹿屋ですか?と聞くと、なんと「静岡から」という。
 鹿児島までの飛行機が思いがけず安かったので来て、昨日は高千穂の峰、今日は高隈。せっかく来たのに、両方とも雲がかかって景色が全然…と、とても疲れた様子で嘆いていた。

 というのも、下界はとてもいい天気で、登山口へ向かう時も、帰るときも快晴。
 ただ、高隈山に目を向けると、ちょうど5~6合目付近には線を引いたように雲がかかりその上空にまで伸びている。
 山頂に着いたときは、晴れますようにと願いながら登ったが残念だった。ほぼ視界無し…。

 すれ違ったのもう一人が、北九州からという。御岳経由で大箆柄岳までいって引き返してきて下山中という。時間的にみて、まるでトレイルランしているようなスピードでびっくり。

 高隈山系も全国レベルで登って来られるような山になったのか…とうれしかった。

 あと、夫婦らしいカップル、鹿屋の方で8時から登り始めて下山中、すれ違った時間からするとかなり足の速い二人だったのか…。

84歳が元気で登り、山頂でテント張ったこともあるという

 さらにびっくりしたのが、途中で追い越した年輩の方、歳を聞いたら84歳。
 花岡の久保さんという。小学校のころから高隈山は登っているので、もう数えきれないほど…という。
 御岳山頂でテントで寝たこともあり、この秋には北アルプスにも行かれると聞いて恐れ入りました…という感じ。

 このほか、テレビ塔の建物が残っていて、いつも休憩する場所がスッポリと建物が無くなっていて、これまたびっくり。
 
 2年ほど前に解体されたという。去年は横岳には登っていたが、御岳は3年前の初日の出に登ったきりだったので、まっさらになったコンクリートの建物の跡を見て、また、8合目から9合目までの登山道が、粘土質の土に足をとられてながらだったが、しっかり整備されていて、また誰かを誘って登ってこようと思った。

 山頂からの景色は見られなかったが、山の木々のエネルギー、緑のマイナスイオンを浴びながらまた元気が出た。
 せっかく目の前にこんな素敵な自然があるのに…と感じる。84歳の久保さんもだが、60代後半の二人も登った。様々な活動をしている団体があって、何かレクリエーションされるときは、高隈登山を…とおススメしたい、ぜひ。(米永20240710)

写真=山頂は雲がかかり視界はほとんどなく残念

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