《農林水産 》
北海道開催「乳牛オリンピック」 県7頭中 4頭が鹿屋から
日本全国から多くの酪農関係者が一堂に介して乳用牛の日本一を決定する「全日本ホルスタイン共進会」が、2025年10月25日(土)~26日(日)、北海道勇払郡安平町の北海道ホルスタイン共進会場で開催されるが、鹿児島県代表の7頭のうち4頭が鹿屋市からの出品であり、10日には、鹿屋市役所で出品者に対する激励会があった。

同共進会は、乳牛の体型を審査する「乳牛のオリンピック」で、品質の向上や酪農の発展を目的に5年に一度、開かれているが、5年前は新型コロナウイルスの影響で中止になり、2025年は10年ぶりに開かれる。
訪れた出品者は次の通り(敬称略)。
木原貴久、木原昂大(3部1頭・)
釘田光幸 (12部と16部2頭・))
鹿屋農業高等学校(7部1頭)、永榮悠月、川原羽琉、窪田篤(生徒)、尾形謙太(教諭)
釘田さんは串良町上小原で、経産牛60頭、未経産牛60頭、木原さんは輝北町下百引で、経産牛60頭、未経産牛20頭を育て、鹿屋農高生3人は、部活動として乳牛45頭を育てている。




この日は、中西茂市長が激励のあいさつ。
出品者の自己紹介があり、出品者を代表して、県の団長でもある釘田光幸さんが「鹿児島県が、一つのチームになって心を燃やし、少しでも良い成績が出せるように全力で頑張っていきたい」と出場への意欲を語った。
原口学副市長の音頭で、ガンバロー三唱があり気勢を挙げた。
一行は、18日姶良市場に集合し牛はトラック輸送、人は乗用車で追いかけ、一泊して敦賀に向かい、敦賀からフェリーで丸一日かけ苫小牧に渡り、会場へと向かう。
長距離移動となるため、給餌などの問題や牛の体調が不安視される中での出場となる。
木原さん親子は、父親の貴久さんが10年前に出品しており、昂大さんは「10年前の父のときの成績より少しでも上を超えられたら」と話していた。
