2025年10月22日 17時12分

《雑草(コラム) 》

しばらくはこの中央の政治から目が離せない

 21日に発足した高市内閣。首相を含む平均年齢は59.4歳。
 憲政史上初となる女性総理、座右の銘は、「高い志 広い眼 深い心」。大切にしているものは、国家観、信念だという。

 初入閣は10人、どんな方々なのか私たちにはわからないが、組閣に対して、報道やネットでも様々な意見等が出ている。

写真=自民党HPから

 課題は山積しており、まずは外交や臨時国会などでどういう動き、判断をされるのか、難しいのは少数与党であり、公明党連立離脱の次の維新は閣外協力ということで、与野党の厳しい目、そして国民の評価は、ネットで即座に反応が出る厳しい環境にあり、そこに対応した政治運営が求められる。

 特に、維新からの議員定数削減要求ほか、野党からは政治と金の問題がさらに追及されたときに、どう対処していくのか、ずっとつきまとっていくことなのだろうと思う。

 それら対応も含め、物価高対策、消費税削減問題、ガソリン税暫定税率など、国民の生活に直結する問題もあり、財源のことも含め失投は許されないのだろう。

 昨年からの選挙も含め、今後も争点が示されるたびに、投票先や投票率が揺れ動くであろう混沌とした時代。

 今回の総裁選、組閣の流れからして、その揺り戻しがあったと言えるのか、まだ揺れたままなのか、さらに揺れ動いていくのか、どちらにせよ次の選挙は、それら課題の行方次第で、順風なのか、逆風なのか、次なる大きな風が吹き、一波乱ありそうな気配だ。

既成概念にとらわれることなく大きく山を動かして欲しい

 地方に住む私たちにとっても、地方には地方特有の課題があるが、新聞やテレビ、ネットなど、しばらくはこの中央の政治から目が離せない。

 私たちは、どんな未来を迎えようとしているのだろうか、平成元年の参院選では、おたかさんブーム、マドンナ旋風が起き「山が動いた」。

 今度は女性初の総理で、山は少し動いたのか。
 「ダメなものは、ダメ!」という土井語録に多くの支持も集まった。
 「高い志 広い眼 深い心」で、その信念が貫けるのだろうか。女性閣僚が2人ということも含め、地方からも見守り、できれば、既成概念にとらわれることなく、大きく山を動かして欲しい。(米永20251022)

最新の記事

合計 2784 件中 1ページ目を表示

カテゴリ最新記事

政経・産業