《イベント告知 》
8代目福男は姶良市の長谷川雄成さん,キッズ福女と親子で
8代目おおさき福男福女選びが令和7年正月5日、大崎町の都萬(つま)神社をメイン会場にして開催され、8代目福男は姶良市の「長谷川雄成」さん、福女は鹿児島市の「西方佳帆里」さんだった。
福男の娘さんの「長谷川葵」さんはキッズ福女となり親子でめでたく福男福女となった。
写真=盛りだくさんの景品
都萬神社は旧国道220号沿いにあり、七夕祭りが賑やかに行われていた地域にある。
福男福女は、大人から子供まで交流が出来てた地域の賑わいづくりになり、地域活性化を目的に10年前に始まったが、途中でコロナの関係で2回中断し、今年は8回目となった。
写真=キッズスタート
大崎町の国道220号の旧道、三文字から都萬神社へ駆け上がるコースの全長は、およそ350メートルで1年365日から設定された。
スタート付近とゴール付近を除くと、全行程が登り坂になっている過酷なコース。また、最後の50メートルは、急勾配・急カーブで、ここをいかに乗り切るかが、栄冠への鍵となる。
写真=左マクドナルド、真ん中二人がドナルドダック&ディジー、右ドナルドトランプ
動画=福女スタート
沿道には、赤に白抜きで「おおさき福男福女選び」のぼり旗がびっしりと立てられる。のぼり旗の福の字は、上下逆さまに書いてある。これは、「福」が降ってくるように願ってつくられた。
参加者は成人男性、成人女性、小学4年から6年生男子、同じく小学4年から6年生女子。今年は青森県など県外からの参加者など121人が参加した。
写真=福男スタート
午前7時に太鼓の合図で一斉にキッズの福女が駆け出した。続いて7時20分頃に、福女が一斉に駆け上がる。さらに福男が走り出す。
およそ1分間で決着する戦いの祭りのフィナーレは、都萬神社境内に設置されたゴールを目指す。
今年の成績は次の通り(継承略)。
〈福男〉
8代目福男=長谷川雄成0分59秒2
2番福=西川奏音1分
3番福=西琉晴 1分1秒
〈福女〉
8代目福女=西方佳帆里 1分29秒
2番福=吉原萌香 1分40秒
3番福=西田なこ 1分45秒
キッズ福男=脇田翔太 1分14秒
2番福=久徳蒼太 1分16秒
3番福=佐野喜一 1分16秒
キッズ福女長谷川葵 1分26秒
2番福=遠矢咲良 1分43秒
3番福=松永一花 1分45秒
順位が決まると、鳥居下から神社本殿を目指して福男福女は行進した。
特設舞台で表彰式があった。福男の長谷川雄也さんに会長の今福和幸さんから「8代目福男」と書かれた証書が渡され、法被を着た。商品は地元の酒、米、ウナギ、ドレッシング、花などが渡された。
宮司による安全祈願が行なわれ、「福のお裾分け」と称して、一番福の男女による餅まきが行なわれた。
写真=大谷選手とデコピンの始球式再現も
福男の長谷川雄成さん(37)は姶良市からの初参加で、娘の葵さんはキッズ福女に選出され「福男になれるとは思わなかった、若い人には負けないように今後も頑張りたい」。
福女の西方佳帆里さんは5年ぶりに鹿児島市からの参加で「今年は良いことがありそうな年になりそう」と話した。
一番遠くから参加の青森の向吉さん(28)は初参加で「成人男子65人中26番の成績で、気持ちよく走れた。青森は雪で歩くことも困難で走ることは出来ない」
漫画のチェンソーマンに仮装して参加した56歳男性は「県内各地の様々の大会出場していますが、大隅地区では初めてです。子どもたちに喜んでもらい、気持ちよく走れて31位でした」と話した。
神社の気温はマイナス2度で、受付のボールペンのインクが出ないほど寒かった。