《トピックス 》
大隅地域の旅の拠点 として発展期待
マリオット鹿児島たるみず桜島が12日オープン
垂水市浜平の「道の駅たるみずはまびら」に隣接し、県初の外資系ホテル「フェアフィールド バイ マリオット鹿児島たるみず桜島」が2023年4月12日に開業、オープ二ングセレモニーおよび内覧会が行われ、大隅地域の旅の拠点として発展していくことが期待されている。

同ホテルは、積水ハウス株式会社とマリオット・インターナショナルが、地方創生事業「Trip Base 道の駅プロジェクト」の拠点、道の駅隣接型「地域経済活性化ホテル」として建設。
「フェアフィールド·バイ·マリオット 道の駅ホテル」では九州初上陸、鹿児島県初の外資系ホテルで11道府県25軒目の開業となるという。
客室は全95部屋、キング38室(アクセシブルルーム1室)、ツイン57室。
オープニングセレモニーでは、テープカットがあり開業を祝い、積水ハウス株式会社の仲井嘉浩代表取締役社長執行役員兼CEOが次の要旨あいさつ。

Trip Base 道の駅プロジェクトのコンセプトは、未知なるニッポンをクエストしよう。有名観光地だけではなく、日本の地方にはまだまだ我々が気づいていない素晴らしいところがいくつも存在。
そんなディープな日本を、渡り歩くという形で、旅をしながら発見していただこう、というのが当プロジェクトの想いです。
ただ先を急ぐのではなく、その地域の魅力を味わい、偶然の出会いを楽しみながら旅をする。それがTRIP BASE STYLE。 このような旅をしていただくために、3つのポイントを考えました。
「地域の重要な拠点である道の駅の隣接地に、世界最大のホテルオペレーターであるマリオット様と組んで、宿泊特化型のホテルをつくること」「地元やパートナーの皆様との連携」「WEBサイトによる情報発信」です。
新型コロナウイルスの感染が落ち着き、マスク着用が個人の判断が基本となりました。日本各地でも国内の観光客に加え、インバウンド観光客も戻り始めていますので、今後一層、観光誘客に尽力してまいります。
マリオット・インターナショナル日本&グアム担当のカール・ハドソンエリアヴァイスプレジデントは、「フェアフィールド・バイ・マリオット道の駅プロジェクトは、2020年に岐阜県で 1 軒目を開業して以来国内で広く受け入れられ、10道府県で 24 軒のホテルを開業。
本日11道府県目で25軒目となるフェアフィールド・バイ・マリオット・鹿児島たるみず桜島を開業し、旅行者の皆様に国内の未知なる地へのさらなるアクセスを提供できることを誇りに思います。
錦江湾に面し、美しい桜島を眺め、海が広がるホテル周辺ではマリンスポーツや海水浴を楽しむことができます。春には高峠つつじヶ丘公園がつつじで染まり、秋には垂水千本イチョウ園の千本のイチョウが一面を黄金色に染め、四季折々の景色を満喫できます。
垂水市ではぶりやかんぱちの養殖がさかんで、美味しいびわも食べられるほか、温泉地ならではの新鮮な飲料用の温泉水も有名です。
錦江湾や桜島を望む絶景に加え、地元の魅力や自然の美しさを堪能できる垂水は、旅人にとっての隠れた名所です。都会の喧騒を離れ、日本独自の伝統や風景に浸りたい人には、完璧な旅先となるでしょう。」など述べた。


写真=錦江湾を一望
南の宝箱鹿児島を 見て、味わって
塩田康一県知事が「県では今年の2月に本県観光の新たなキャッチコピーとして南の宝箱鹿児島を決定。本県は世界自然遺産の屋久島、奄美大島、徳之島をはじめとする多様で豊かな自然、ここからも雄大な景色が見られる桜島、錦江湾などの素晴らしい景観。
全国和牛能力共進会で2大会連続となる和牛日本一の鹿児島黒牛、日本有数の養殖ぶりやかんぱちの産地、素晴らしい温泉水や焼酎などなど多彩で豊富な食材など多くの宝物があり、県内外の皆様に見ていただき、味わっていただきたい。
また今年は2023かごしま総文、燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会が開催され、withコロナの下、豊かで多様性に満ちた魅力あふれる観光資源を生かしつつ、本県の基幹産業である、農林水産業、観光関連産業のさらなる振興と向上に皆様と一緒になって取り組みたい。
「フェアフィールド·バイ·マリオット·鹿児島たるみず桜島」が大隅地域の旅の拠点として大きく発展されますよう。」など祝辞。


写真=客室/ラウンジ(写真は同社提供)
色々な人が訪れ多くの人が交流する場 多くの人が交流する場に
尾脇 雅弥垂水市長は、「垂水には、飲む温泉水だけでも8社あります。そのおいしい水をもとに焼酎八千代伝や森伊蔵、さらには温泉水で育てた豚、カンパチやブリ国内の2割が垂水で生産しています。その食の宝を、国内はもちろんアジアや世界に向け発信していく独自産業化と観光で町を賑わせていきたい。
37キロの国道を有し、北の拠点として道の駅、中央の拠点としてキャニオニングというアクティビティがある猿ヶ城、南の拠点として道の駅たるみずはまびらを整備。交流人口200万人、この場所が色々な人が訪れてもらい、多くの人が交流する場所となることを祈っています。」と期待を語っていた。
世界最大のホテルオペレーターであるマリオット・インターナショナルは、全世界で1億7500万人以上のMarriott Bonvoy会員をもち、日本全国を旅行される国内外の旅行者に、限定オファーや特典を提供。
道の駅に隣接することで、食事や土産、アクティビティなどすべて地元で楽しんでもらい、町のディープなところに入ってもらうという。
同プロジェクトでは53社のパートナー企業と連携、大隅半島の自然景観などのコンテンツを織り交ぜたオリジナルツアーを地域と連携して企画、地域での新規事業開発を行うなど関係人口増にも寄与。
WEBによる情報発信では、ホテル予約はもちろんホテル周辺の季節毎の旅情報やイベント情報、グルメ情報などを発信していく。
地域に人が集まる仕組みを構築し、雇用は地元を優先、U・Iターンの受入れにも取り組む。
これら取組で、積水ハウス株式会社、マリオット・インターナショナルは、「第14回観光庁長官表彰」を受賞。地域や自治体、パートナー企業とともに地域経済の活性化を目指します。…などのメッセージを発信している。
詳しくは…→(マリオットホテルホームページ)