《スポーツ 》
19年ぶり出雲駅伝出場鹿屋体大陸上競技部 18位でゴール
第36回出雲全日本大学選抜駅伝競走大会が、令和6年10月14日島根県出雲市で開催され、九州地区代表として鹿屋体育大学陸上競技部が19年ぶりに出場した。
同大陸上競技部は昨年12月に行われた第41回九州学生駅伝対校選手権大会(島原学生駅伝)で優勝し、19年ぶり14回目の出雲駅伝の出場権を獲得。
出雲駅伝は、各地区の学連選抜20チームにアイビーリーグ選抜を加えて21チームで争われ6区間45.1kmを繋ぐ、箱根駅伝・全日本大学駅伝と並び大学三大駅伝として総称される大会。学生三大駅伝において最も距離が短くスピード駅伝となり、各大学が新チームで挑む最初の大一番となっている。
出場チームには箱根駅伝で常連の青山学院大学や駒沢大学をはじめ、東洋大、國學院大、法政大、早稲田大など関東勢の強豪が名を連ねた。
今年度から就任した鹿屋体育大学の吉塚一典監督はレース前「チームの特徴はスピード。一区から流れを掴みたい」「地方の国立大学でもこれだけやれる。19年ぶりの出雲路に挑戦したい。全員駅伝で粘り強く襷を繋ぎきる」とコメントした。
出場チームの1万mの平均タイムは関東勢すべてが28分台で、鹿屋体育大学は30分56秒08で全体の17位だった。
鹿屋体育大学としては、九州地区の出場権増枠がかかる12位以内を目標にスタートラインに立った。
レースは関東勢の青山学院大・駒沢大・國學院大が先頭争いを繰り広げる展開。
鹿屋体育大学は、1区大園(鹿児島中央高卒)がトップとの差1分28秒差の20位で2区東へ襷リレー。東は最短区間の5.8kmで2つ順位を上げ18位で3区内田へ。3区内田と4区山口は順位をキープし5区兵頭へ繋ぐ。5区の兵頭は区間15位の走りで17位まで順位を上げる。最終区中原(尚志館高卒)も力走をみせるも順位を1つ下げ18位の2時間21分26秒でゴールした。
19年ぶりに出場した出雲駅伝。6人で繋いだ襷はゴールの出雲ドームに18番目に到着。
優勝は最終区で駒沢大学との接戦を制した國學院大学が、2時間9分24秒で5年ぶりに制した。
鹿屋体育大学は目標順位には届かなかったものの、19年ぶりの出雲路で今後に繋がる確かな走りをみせた。