《芸術・芸能 》
心揺らし癒やされほっこり フエルトアートと民話創作人形
癒やされほっこり、羊毛フエルトアートと着物や紬による民話創作人形展が4月21日(日)リナシティかのやで開催された。
写真=ほっこりする作品を熱心に見入る来場者
作品の中には、亡くなったペットの写真をもとに製作者の上野美千代さんがまるで本物そっくりに作り上げ、「思わず涙があふれました。生前のように朝晩話しかけています。寝るときは頭の上に…」などの声も。
上野さんは、愛犬を亡くしペットロスに陥りそうで悲しくてたまらない想いを形ある愛犬に戻すために必死に作り上げたという。
写真=まるで動き出しそうな作品
写真=本物、自毛を使っての作品も(左側顔部分)
形になった愛犬は抱きしめられ心が癒され、同じ思いをする方々に、愛してやまないペットの分身を、また健在のペットのお伴に、亡きペットのその後の心の行き場を戻してあげられることが出来ればと制作を続け、また、講座も開いている。
今回、羊毛だけでなく自分のペットの毛を使って作品づくりを行い、訪れた人たちも熱心に見入っていた。
写真=微笑ましい民話創作人形、かけ干しの姿と田の神さあ
また、「手遊び工房ゆめ枕」の上久保順子さんによる「民話創作人形」は、花咲じじい、一寸法師、竜宮城、どじょうすくい、稲のかけ干しなど民話をモチーフにして、着物や紬などで作り上げ、表情がほのぼの、かわいらしく微笑ましい人形がずらり。それも独学で創り上げたという。
写真=どじょうすくいや一寸法師、花咲じじいなども
中には、作られた人形を見て、私たちの姿も作って欲しい…との依頼があり、すし店主が寿司を握り、おかみさんが横で微笑んでいる姿を表現。
また、奥様の横で得意のハーモニカを吹いている姿を再現したりし、今回展示されているものも、近く依頼者の手に渡されるという。
写真=竹皮弁当のおにぎりなどもリアルに
羊毛フエルトアートと着物や紬による民話創作人形、どちらも心を打ち、癒してくれる作品ばかり。
今回は2回目だが、また、定期的に開催していきたいという。
フェルトのキセキ、上野さんは、講座生も募集している。民話創作人形に関しても、連絡先は080-3961ー5302。