《行政 》
受験生が緊張した面持ちで~大学入学共通テスト始まる
令和7年度大学入学共通テストが、18日、19日の2日間の日程で全国の会場で始まった。県内では14会場で5764人が受験する。
鹿屋市の試験会場となった鹿屋高校では、479人が初日の試験に臨んだ。
会場の外では、各高校の教諭らが緊張した面持ちの生徒に、最後の注意事項や励ましの言葉を掛け見送っていた。
志布志高校の教諭らは合格にちなんだ限定お菓子を準備し、「がんばってね」「落ち着いて」などの言葉と一緒にお菓子を渡し受験生を励ました。
また、予備校の講師はカイロに生徒へのメッセージを書き笑顔で送り出した。受験生らは高校の教諭らからの言葉を受け、少し緊張がほぐれた様子で「頑張ります」「いってきます」と
笑顔で応え握手やハイタッチをして試験会場へ入った。
初日は地歴公民・国語・外国語が行われ、2日目は理科・数学・情報が行われる。
大学入試センターの発表によると、共通テストの出願者は7年ぶり増加し全国で49万5171人と前年度より6434人増となった。
18歳人口は1992年をピークに減少しているものの、大学進学の選択肢が増えたことが要因とみている。また現役生の出願率は1990年開始のセンター試験以来過去最高の45.5%となった。
今年度の共通テストより新しい学習指導要領に対応し「情報I」の科目が加わり、「地理歴史・公民」には日本史と世界史の近現代史を学ぶ「歴史総合」が導入されるなど出題科目に大きな変更があった。
令和3年よりこれまでのセンター試験が共通テストと変化し改革を実施してきたが、今回が大学入試改革の集大成と位置付けられている。
尚、やむを得ない理由で受験できなかった受験生の為の追試験は25日・26日に行われ、国公立大学の2次試験の前期日程は2月25日から全国の各大学で行われる。