2024年09月10日 07時07分

《スポーツ 》

鹿屋体大課題残るも2連勝~大学野球秋季リーグ戦開幕

 鹿児島県大学野球秋季リーグ戦は7日、鹿児島市平和リース球場で開幕。鹿屋体育大学は開幕戦で鹿児島国際大学と対戦し6対3で勝利した。

 秋の神宮大会へ繋がる秋季リーグ戦。県内4大学が同一カードで2試合ずつを戦い勝ち点を競い合う。

 「圧倒的勝利で神宮で勝てるチーム」を合言葉に再び全国での活躍を目指す鹿屋体育大学。7日の初戦はミスが目立ち課題が浮き彫りになった試合となった。

 鹿屋体大先発井出投手は初回こそ四球で走者を出すものの、それ以降は鹿国大打線を抑え6回を無失点の好投を見せる。
 鹿屋体大打線は2回、四球で出塁すると8番永田の左前安打と守備のミスで1塁走者川崎が生還し先制する。

 3回谷本と高橋が出塁すると窪田の犠飛と守備のミスで2点を追加。試合を優位に進める。
 鹿屋体大は6回にも好田の2塁打と守備のミスで得点を重ね6対3で勝利した。

 開幕戦を勝利で飾ったものの走塁ミスや送球ミスなどが目立ちゲームの流れを掴めないままの試合展開に選手からは反省の声が聞かれた。

 先発した井出投手は「良かったわけではないがしっかりゲームは作れた。ラストシーズンなので140km到達という個人目標も目指しながらコントロールと投球の精度を高めていきたい。制球に苦しんだのが課題」と振り返った。

 新主将としてチームを引っ張る谷本主将は「圧倒的に勝つをテーマにしていたが弱さが出て反省の試合になった。今日の課題を南部九州大会までに潰して成長していきたい」と話した。

 試合を終えた藤井雅文監督は「守備や走塁でのからミスがありメンタル面で弱い所が出た。リーグ戦で圧倒的に勝ちながら2、3年生が成長してくれたらと思う。11月のペイペイドームでの代表戦までにどれだけ成長できるかが鍵になる。」と初戦の課題を示しながらあくまでも「神宮大会」へのビジョンを明確に話した。

 8日同一カードで行われた試合は鹿屋体大が鹿国大を圧倒し15対2の7回コールドで快勝した。前日から打順を入れ替えた鹿屋体大は初回に打線が爆発。赤池、中谷が連続で出塁すると谷本、川瀬の連続タイムリーで3点を先制、さらに長屋の2点適時3塁打などで初回に6点を入れ試合の主導権を握った。

 鹿屋体大は2回にも2点、6回に1点を加え7回には尊田の2点適時3塁打などで6点を加え15得点と打線が奮起。開幕カードを2連勝で飾り勝ち点を獲得した。春は全国への切符をあと一歩で逃しただけに秋にかける思いは強い。再び神宮での「BlueWinds」旋風を起こすべく、まずは「圧倒的勝利」で県リーグと南部九州大会制覇を目指す。

 次戦は9月14日、15日にカレッジスポーツデイとして鹿屋体育大学野球場で行われる。多くの市民への来場を呼びかけている。また、試合の模様は鹿屋体育大学硬式野球部YOUTUBEチャンネルで実況付きでライブ配信される予定。

最新の記事

合計 1407 件中 1ページ目を表示

カテゴリ最新記事