《教育・社会 》
子どもたちと育ち合う地域を考えるきっかけに~大崎町
地域で育む子どもの可能性~子どもたちのために“わたしが”できること~
地域で育む子どもの可能性~子どもたちのために“わたしが”できること~が、令和7年3月2日、大崎町中央公民館大ホールで開催され、大人140人、子ども42人が参加、みんなで子育てマップづくりなど行った。



地域の子育て中の大人が中心となって、みんなで子育てができる地域を目指して開催されたもの。
子どもたちは地域の宝。その中でも学校が苦手、感覚が過敏など様々な特性の子どもたちがいて、子どもたちの健やかな成長のために、まず大人がこのことを理解することが必要と考えたこと。
また、地域には保護者や先生のように常に子どもに関わる人たちの他にも、子どもたちの未来を考える人たちが数多く存在。
同じ想いを持つ人々がつながり想いを共有することで、みんなで子育てをするという意識をつくることができる。子どもたちが安心して成長し、それぞれの個性を輝かせる地域をつくりたい…という思いで実施された。


写真=認定NPO法人カタリバのディレクター、瀬川知孝さんによる講演も
子どもたちの未来のために大切な食についても考えてもらうために、有機野菜などの販売も行われた。



この日は、認定NPO法人カタリバのディレクター、瀬川知孝さんによる「地域で育む子どもの可能性」を演題にした講演会では、カタリバの取り組みについてや子どもの特性、子ども基本法についての説明があった。
地域の子どもたちの居場所を見える化するグループワークでは、みんなで子育てマップづくりがあり、大崎町(7グループ)、志布志市、鹿屋市・肝付町、曽於市・霧島市・鹿児島市(各1グループ)に分かれてそれぞれの地域の地図を広げて、次の2つのテーマを話し合った。
▽今ある子どもたちの居場所や子育てに役立つ情報。
▽これからできたらいいなと思う場所。



大崎町、志布志市の女性8名のグループ「つなぎば」では、「子どもを想う大人が集まり、学び、語り合う姿に感動しました。グループワークでは、子どもたちの「こんな場所がほしい」という言葉にも耳を傾け、そこを安全な場所にするためにはと語り合う姿も印象的でした。
子どもたちと育ち合う地域について考えるきっかけになったと思います。多くの方のご協力のおかげで、この会が開催できたことに感謝します。
これからも、様々な方がつながる場をつくり、優しく楽しい地域を目指して活動していきます。」


参加者からは、「地域、学校、保護者みんなで子どもたちを育てていきたいと思いました。子どもたちに自分にできることは何かないか?ということを考えることができました。
みんなの優しく熱い思いが、マップとして形になり、ワクワク感とパワーをもらえた。このようなグループワークを各地域で行ってほしい。」などの声が出ていた。
