《グローバル 》
地域と海外を結ぶ交流の場~協力隊まつり かごしま2024
ICA海外協力隊と地域おこし協力隊のコラボイベント
JICA海外協力隊と地域おこし協力隊のコラボレーションイベント「ふたつの協力隊~共に生きる。世界で日本で。」が、令和6年3月17日、高隅地区交流促進センターで開催された。
世界と地域のおいしい料理やワークショップ、世界の音楽などのステージコンテンツで国際協力や地域おこしに関心のある方など、地域と外国を結ぶ交流の場にしたいと開催されたもので、当初はアジア太平洋農村農村センター(カピックセンター)で開催予定だったが、雨天のため会場が変更されて実施された。
写真=鹿屋中央高校吹奏楽部の演奏
写真=松本伊代のセンチメンタルジャーニーを歌う鹿屋中央高校吹奏楽部の日高羽美さん
会場には、50の出店が屋外テントと屋内に分かれ飲食販売やワークショップなどを行った。
鹿屋市地域おこし協力隊をはじめ、東串良、南大隅、桜島、日置、いちき串木野、枕崎、宇検村、熊本水上からも地域おこし協力隊が参加、海外協力隊もブラジル、台湾、タイ、シリア、エジプトなど様々な国と地域にまつわる物販ブースが並んだ。
またステージでは、地元の高隈こども園やフォルクローレバンド『ロス・ポンチョス』『鹿屋中央高校吹奏楽部』の演奏があり鹿屋中央高校吹奏楽部は日本を勇気づける名曲メドレーとして昭和アイドルコレクション祭り、ジャンボリーミッキー、CHKメドレーなどを演奏。
写真=シンガーソングライターママYOKO*のライブ
他にも国分中央高校のダンス部や鹿児島美人会の民族衣装でのファッションショーが華を添えた。志布志出身のシンガーソングライターママYOKO*の伸びやかな歌声には会場からは盛大な拍手が送られた。
最後にスペシャルゲストで村雨辰剛氏がトークイベントに登壇した。
司会のFMかのやパーソナリティの前原さとみ氏が村雨氏を紹介すると大きな歓声と拍手で迎えられた。
村雨氏は1988年にスウェーデンの小さな街で生まれ育ち、日本の文化や歴史に興味を待ち独学で日本語を学び18歳で来日すると2015年に帰化し現在、庭師、俳優、モデルとして活躍している。
学生時代のエピソードでは誕生日プレゼントの和英辞典を持ち歩き、あだ名が『日本人』になった話を紹介し笑いを誘った。
庭師へのきっかけはヨーロッパにはない徒弟制度に興味を抱き造園業へ弟子入りした。日本庭園は自然を表しヨーロッパの庭とは違うところに魅力を感じた。
鹿児島へは屋久島に魅せられ何度か足を運んでいるなど屋久島の自然の素晴らしさを語った。
また、芝居も庭師の仕事もクリエイトするという事で自分の仕事の役に立っている。
徳川の世を支えた尊敬する人物ウイリアム・アダムス改め三浦按針を大河ドラマで演じた時は夢が叶ったと思いました。
写真=岸良リトリートのブース
最後に前原氏の人口減少により過疎化が進んでいる大隅の現状をどうすれば良いか?との問いに、年代が違うと視点も問題点も違ってくるので、今の現状を変えるには若い人が同じ年代の政治家に投票する事で、若い年代の問題でもある人口減少社会に真剣に向き合ってもらえるのでは?と答えて会場からは拍手が送られた。
トークイベントが終わると、村雨氏が抽選券を引く抽選会が行われ、こども向けは一等が1万円分の全国共通食事券とカピックセンターの4千円分食事券、大人向けは4万円分の旅行券が当たるとあって会場は大盛り上がりだった。
写真=村雨氏のスペシャルトーク