2026年11月07日 15時44分

《教育・社会 》

デザインから見つけるわたしらしさ 名刺の似顔絵も作成

 『わたし×未来を切り拓くワークショップが、2026年10月25日(日)、リナシティかのやRINA BASE+で開催され、デザイナーの坂本 久氏による「デザインとは」〜伝わるデザインを誰でも簡単に〜をテーマに講話を聴いた。

 坂本氏は鹿児島県大隅半島を拠点に、デザインとデジタル技術を活用した地域づくりや教育活動に取り組み、自治体や学校、地域団体のチラシやポスターなどの制作・情報発信を支援し、Canvaを活用した実践的なデザイン制作を行っている。

写真=スピーカーはデザイナー坂本久氏

 初めに5人グループで自己紹介を兼ねてアルミホイルで自分を表現する動物を10分で作成。
 顔だけ平面で作る人、大きく全体を立体で作る人などそれぞれ個性的なものを作りそれぞれ紹介。

 その後、質疑応答形式で進められた。
 まずデザインとは?…自分も知りたいくらい。マルシェのグラフィックデザインは人間の視覚的特徴の機能にアクセスして購買意欲を増やし楽しんでもらう。
 デザイナーって今や色々なツールで出来るようになり絶滅危惧種で誰かに保護してもらいたい厳しい仕事。

 誰でもデザインが出来るか?
 人によるが、はまらない人には、はまらない。生成AIに作ってもらうデザインはカレールーを使った家庭のカレーの様なものでセンスより何を出したいか?が大事。生成AIは現実には無い、ちょっとおかしいデザインや実際にある物がそう見えないと世の中はまだ許してくれない。出したものの責任を取る仕事が生成AIには出来ない。
 
 好きなデザインは?
 グラフィックデザインではUNIQLOやおいしい牛乳は今見ても衰えない。SONYやTOYOTAのロゴマークはデザインされてるなと感じる。

写真=アルミホイルで自分を表現する動物を作ってみる

 大事にしていることは?
 クライアントはデザインを学んできていないので余り気にせずデザインしている。例えば、さつま芋の加工会社『ろーはす』は平仮名だとシニア向けの健康食品を連想させる。お子さんのいるお母さん向けに安心安全な美味しいお芋の加工品を届けたいならイベント出店にもオシャレに見えるLOHASにした。

 デザインと自分らしさについて考えるとピンクは女性などの刷り込みはある。
 デザインの世界ではとても根深くジャグダJAGDA [社団法人日本グラフィックデザイナー協会]の歴代会長は男性のみ。

 性別や年齢に囚われて、無理だと思った事はあるはず。女性の方が柔らかいデザインが多いし女性らしさも大事。自分は人の目を気にせず何も思わない感覚になった。 
言葉で表現するのが苦手な人はデザインで伝えやすくなる事はある?

写真=デザインしたポスター 大隅半島の魅力的なマーケットをリボンでパッケージング 4市5町を花びらで表す

 人間の視覚的な特徴はそんなに差はないからそれに沿ってもらうと伝えやすいとは思う。誰に伝えたいか?全ての人に伝えるというのは逆に誰でも良いという事でもある。人は美しさに勝てない。いかに人に美しさを感じされるかも大事。

 デザインを日本語でいうと意匠。木を斧で削っている考えを形にするという事。
人間の手で作るデザインも大事にしてもらいたいなと思う。

 最後にキャッチコピーを作る時は伝えたい言葉は意識して目的を持っていないと人は文字を読まないので 15文字以内に抑える。文字は人に読まれなければ書いてないのと一緒。

写真=グループごとに、今回の振り返りと感想を述べる

 つくる前に、決めること、誰に読んでほしい?何をいちばん伝えたいか。「誰にでも、全部を」から、一歩しぼる。文字を役割ごとに分ける、大きさで読む順番をつくる、そろえる、近づける、離すなど情報のまとまりを配置で見せる。

 色にも役割を持たせる。画面の上だけで、判断しない。AIの案も、実寸で確認など実際にデザインする際の注意点やポイントを伝えた。最後の体験ワークショップでは名刺に使える似顔絵を作成し自分の特徴を選んだ似顔絵をグループ内で共有して盛り上がった。

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