2026年10月20日 21時09分

《伝統 》

9本の矢は8本的中し 縁起の良い末広がり 豊年占う

肝付町四十九所神社の伝統行事「流鏑馬」

 肝付町の四十九所神社でおよそ900年にわたり受け継がれている伝統行事「流鏑馬」が、令和8年10月18日(日)開催され、今年の射手、永野公大君の放った9本の矢は8本的中し、縁起の良い末広がり、豊年満作と占った。

写真=見事的に命中

 射手の高山中2年、永野公大君は、1カ月ほど前から稽古を始め、2日前になると東串良町柏原の海岸に「シオガケ」に行き「宮ごもり」をして精進潔斎する。

 本番当日は、稚児化粧、直垂、行騰姿を整え、神社から「真弓」を受領し、神馬のはやて号に跨がり、弓と矢を捧げて射手として町内を一巡。
 社殿の前で3回まわってから、馬場を走りぬけた。

 1走目は3本とも的に的中。1番的には白羽の矢が的中し、中心の竹を挟んで当たる「籠もり矢」だった。
 2走目も3本の的に矢は的中。
 最後の3走目は、1番的と2番的も的中。3番的は外した。矢が9本当たると縁起が悪いと言われておりわざと外した。
 合計8本の矢が的に的中し、末広がりで最もよい結果になった。

写真=(射手の写真はsatomiさん提供)

 10月18日の本番の日は、この伝統行事に合わせ「高山やぶさめ祭」も開催され、武者行列パレード、やっさん踊り、四十九所神社そばの歩行者天国には露店が立ち並び、高山橋河川敷のイベント広場ではステージショーや物産店、伊勢海老みそ汁無料配布やなどのさまざまな催し物でにぎわった。

 高山四十九所神社の流鏑馬は、鹿児島県指定無形民俗文化財。
 毎年10月第3日曜日、肝付町新富麓の四十九所神社に奉納されている。

写真=馬場を清める射手の公大さんの父親

写真=やっさん踊り

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