2026年04月12日 22時32分

《政治・行政 》

上映が延長された「国宝」…この機会にぜひ…

 上映が延期されたので、せっかくなので観に行こうと誘われたリナシアターでの「国宝」。
 歴史的な大作だということは聞いていたものの、自分から、しかも一人では気が進まなかったので、連絡があって二つ返事でOKした。

 その日までも、予告編とかを見ることもなく、ストーリーとかも知ることもなく、ほぼ白紙の状態で出向いた。
 3時間という大作ということもあって、シアターに入る前は、「少々寝不足なので、途中寝てしまうかも…」と話していたが、圧巻な内容、途中涙ボロボロで、あっという間の3時間だった。

 最近は、劇場での映画を観ることも少なくなった、というより年に1回あればいいほうなのか。
 こんな素敵な映画、やはり劇場で観たほうが伝わってくるものが断然違う。最近は大劇場というよりも、より臨場感伝わるほどよい広さのシアターが増えているので、リナシアターもちょうどいいくらい、出来た当初は、この広さで映画館なの…などとうそぶいていたが、今になっては有難いのか。

 話を「国宝」に戻し、渡されたパンフレットでは「世界最高峰のスタッフ&キャストと奇跡のような集結を果たし、堂々の映画化」とあり、歌舞伎の世界と任侠の一門とどんな展開…と思っていたが、まずは女形を舞うその姿の美しさを俳優がここまで表現できるのかという感動。

 そして物語が進んでいくうちに、めくるめく展開、芸に生きその裏と表とでもがく人たち、複雑に絡みあう人間関係、所作もだが言葉の一つひとつが、心にぐいぐい入ってきた。

 映画を観た感想は人それぞれで、言葉で表現できないところが多いので、あまりうまく伝えられない。ご覧になった方も多いと思うが、もし観ておられない方のためにも、私の感想で変な先入観を持つよりも、私のように白紙の状態で観られたほうが、より感動も大きいのだろう。

 この話になると、私も観たとかという話も聞き、感想もそれぞれ。この前、テレビでは7回目だという人がいてへぇ~と思っていたが、それほどの映画ということで、それも納得。

 歌舞伎のことはよく分からないが、人形浄瑠璃との関係も深いと聞き、
 全国各地で伝えられてきた神事や祭礼と芸能が一体となって発展してきたともされる。

 話が少し飛び、比較にはならないとは思うが、神話に由来する神社や史跡が数多く残ってこの大隅半島でも、神舞や田起こし行事、田の神踊りなど、神事とともに伝えられてきている。

 ただ、地方にいけば、いくほどその伝承は、人口減少や過疎化で少しずつ廃れようとしている。
 その中でも、伝統や芸能を残していこうと頑張っておられる方がおられ一生懸命だ、そうしたことも取材を続けて、伝えていきたい。

 そして、前回、違った角度から、この世相での日本人としての立ち位置的なものを書いた。
 古来から伝えられてきた「道」、独自の宇宙観のようなもの、利他の精神など、そのルーツは、こうした神事や祭礼と芸能にあるような気もしている。
 実りや収穫に感謝し、自然を敬い、人とモノだけでなく人と人をしっかり繋いでいく。
 次元が違うのだろうが、改めて日本人とは…、そうしたことも考えさせられる映画でもあったようだ、私にとっては…。

 日本人としてのルーツのようなもの、もっと学んでいきたい…。
 国宝はリナシアターで、4月23日まで上映が延長されている。(米永20260412)

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