2026年07月03日 10時02分

《雑草(コラム) 》

悶々とした思いの地域住民なのか…

 コスモピア内之浦については、再開する事業者を公募し優先交渉権者が選定され、その手続きや協議の中で解体が決められ、解体に係る設計監理業務委託料と、解体工事費の予算案が、それぞれ別の議会で続けて議会で議決され実施されている。

 その流れの中で、住民としては、まだまだ耐用年数が残っているし、既存の建物を利用する形で再開できれば…という思いの人も少なくはなかったのだろうと思う。
 議会の議決もあり、いまさらと言われるかもしれないが、解体が決められたあとで、その解体実施直前に業者が辞退し、事業再開がストップしてしまったという流れの中で、解体だけが行われ、残ったのはさら地。

写真=解体中のコスモピア内之浦 2025年8月

 解体工事で建物が壊される様を見ながら、そしてさら地になった解体後の数か月、悶々とした思いの地域住民も見てきた。

 解体が決められる前後のこちらの情報の取り方が良くなかったのだろうし、今さら…ともまた言われそうだが、既存施設に関しての有効活用に対する見解というのを、改めて読み返してみた。

 「施設老朽化に加えアスベストの含有があることから施設の再利用は困難であり解体することが賢明である。」

 「昨今増加している自然災害等の発生により、建物破損に伴う粉麈飛散なども懸念されるため、早期解体が地域にとっても望ましい。」
 ということだった。

 これまでのアスベストのニュースなど見てきて、多くは鉄骨への吹き付けや内装、内壁にも使われてきたイメージがあり、調べてみると外壁にも使われているようだが、この「アスベストの含有があることから施設の再利用は困難」という文言はいささかしっくりこない。

 アスベストの危険性は通常使用時ではなく、アスベスト粉じんについては解体・改修時の飛散リスクについての規制が強く求められているのではないかと思う。

いまさらだが解体に至った経緯…

 厚労省HP等でも、次の説明がある。
 「アスベスト粉じんは、通常の使用状態では飛散する可能性が低いとされていますが、特定の条件下では飛散するリスクがあります。

 特に、アスベスト含有建材が切断や破砕などの損傷を受けると、粉じんが空気中に放出される可能性があります。したがって、アスベストを含む建材の取り扱いには注意が必要です。」

 アスベストを理由に「再利用は困難」とい言い切ることに加え、「解体することが賢明である。」というあいまいな表現も、何か説得力に欠ける。
 ということに加え、次の段の「自然災害等の発生により、建物破損に伴う粉麈飛散なども懸念されるため」ということに関しては、外壁にどれだけのアスベストが使われていたのか、どの箇所が災害発生での懸念とされることになるのか、地域住民が分かる、納得できるような行政の説明があったのだろうか。議会での協議、審議の中でも…。

 それこそ今さら…なのだろうが、再開する事業者再公募〆切の日が近づいているので、その経緯を見ながら、コスモピア跡地に早期建設を求める会の人たちの声も聴きながら、今後を見守っていきたい。(米永20260702)

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