2026年06月27日 22時25分

《雑草(コラム) 》

再開を求めてきた地域住民は蚊帳の外ではなかったか…

 コスモピア内之浦は、宿泊はしたことがなかったが、一時期、温泉にはそれなりの回数で行ったことがあった。
 取材にも出向いたことがあるし、大学生の合宿などの団体も、シーズンになると結構来ていた記憶もある。

 ただ、コロナ禍もあったり、運営者事業者撤退ということもあり休館。

 客観的に見てみると、地域的にみて運営が大変な規模なのかとも感じているところもあったが、2020年に休館してから、地域住民としては再開を願い、いろんな活動をしてきた。

写真=休館中時のコスモピア

 そして2023年12月に公募を行い、2024年3月には、優先交渉権者が選定されている。
 その間にも、再開に向けての看板建てや署名運動などを通して、地域の方々の声、約3年半の間での切実な思いも聞いてきた。

 行政や運営者事業者の立場、地域住民の思いなどが交錯するなかで、一つには新しい施設への住民の大きな期待があった。

 公募された時点では、次の提案があった。
 温泉施設の整備、ホテル事業はシングルサイズの部屋を複数戸整備、飲食事業は新鮮な海鮮料理、辺塚だいだいを使用した食事の提供等。
 地域が本当に必要としているニーズを事業者として認識し、必要なサービスの提供を考えているとのこと。

切実な思いと新たな期待

 そして、優先交渉権者における既存施設の有効活用に対する次の見解が示されている。
 施設老朽化に加えアスベストの含有があることから施設の再利用は困難であり解体することが賢明である。
 昨今増加している自然災害等の発生により、建物破損に伴う粉麈飛散なども懸念されるため、早期解体が地域にとっても望ましい。
 ということで、解体後の跡地利用の活用についての提案がなされた。

 そこで、2024年6月補正で国民宿舎コスモピア内之浦の解体に係る設計監理業務委託料を計上。
 12月議会では、解体工事費5億9300万円を計上した補正予算案が通過している。

 これらの経緯については、解体に係る設計監理業務委託料と、解体工事費の予算案が上程され議決がされているので、議会としてはその議論がなされている。

 ただ、その過程の中で、再開を求めてきた地域住民がどれほど理解をして、この解体が進められてきたのか、そして、2025年1月には、優先交渉権者による白紙撤回の申し入れがあり、その直後の2025年2月から解体工事が開始されているが、客観的に見てその数か月の間の流れに関しては、地域住民は蚊帳の外ではなかったのか、取材を続ける中で、そんな思いもしている。(20260627)

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