《戦争と平和 》
特攻隊員908名への慰霊と平和への祈り~終戦記念日の集い
先の大戦にて散華された特攻隊員908名への慰霊と平和への祈り~第30回終戦記念日の集いが、令和7年8月15日(金)、鹿屋市今坂町の小塚公園内、特攻慰霊塔特設会場で開催された。
鹿屋航空基地史料館協力会(平田辰雄会長)主催

写真=黙とうを捧げる参列者

写真=平田実行委員長があいさつ

この日は、森山裕衆議院議員秘書、第1航空群主席幕僚、鹿屋市防衛協会会員、海上自衛隊鹿屋航空基地後援会会員、鹿屋市自衛隊家族会、8/15平和への誓いの日終戦記念特別ツアー参加者、鹿屋航空基地史料館協力会会員ら約60名が参加。
国歌斉唱があり、会場に全国戦没者追悼式のNHKラジオ放送が流れ、正午のサイレンとともに黙祷をし、平和への祈りを捧げた。
平田辰雄実行委員長が挨拶
来賓紹介があり、代表して森山裕衆議院議員の池田和弘秘書、海上自衛隊第1航空群の杉浦史朗首席幕僚が挨拶。

写真=杉浦史朗首席幕僚が挨拶

鹿屋市子ども平和学習ガイドの前田みやこさんによる次の平和への誓いがあり、千羽鶴が奉納された。
1945年、戦争が終わって80年が経ちました。
鹿屋の空には、今も静かに、あの日の記憶が流れています。
鹿屋では、真珠湾攻撃に作戦が話合われ、多くの特攻隊員1271名が、未来を願って沖縄に飛び立つなど伝えていくべき戦争の歴史があります。
そのすべての魂は、私たちが二度と同じ悲しみを繰り返さないために、静かに語り掛けているのだと思います。
だから私たちは学び、考え、伝え続けます。
戦争が命の重さがどれほどのものか。そして平和がどれほど大切か。
平和はただ願うだけでは守れません。
言葉にし、行動にして繋いでいくことで平和の輪が広がっていきます。
歴史を教科書の中だけにしてはいけません。
私たちは誓います。
戦争のない実帯を選び続けることを。
そして鹿屋から、平和の願いを届けていきましょう。

写真=鹿屋市子ども平和学習ガイドの前田みやこさんによる平和への誓い

写真=千羽鶴の奉納
参加者による焼香があり、閉会宣言。
平田会長による講話もあった。
この日は、市内や福岡、熊本から参加の「8/15平和への誓いの日終戦記念特別ツアー」参加者も参列してから、桜花の碑や串良の地下壕第一電信室などの鹿屋市の戦績を巡った。
福岡から参加の都野治之さん(67)は、「数年前から全国の戦跡巡りをしていて、ネットを見ていたら興味があって応募しました。
戦争はひとことでは語りつくせない、現地に来てみないと見えないものもあると思うので、こういうツアーがあることは大切なことだと思います。
もっと中学生とか若い世代に、こうしたことを知ってもらいたいと思います。」など語っていた。

写真=平和への誓いの日終戦記念特別ツアー参加者が桜花の碑を見学
