《スポーツ・健康 》
鹿屋体大と志布志市教委が教育スポーツ分野で連携協力
国立大学法人鹿屋体育大学と志布志市教育委員会との教育・スポーツ分野に係る連携協力に関する協定が、令和7年8月6日、鹿屋体育大学で行われた。
この協定は、両機関が有する人的・知的資源等の有効活用を図り、児童生徒の健やかな体の育成に関すること等で連携・協力事項に取り組むことで、同大学の教育・研究の充実・発展及び志布志市の教育の振興に資することを目的として協定が結ばれたもの。

両者は、次の事項で連携・協力を行う。
▽児童生徒の健やかな体の育成に関すること
▽学生の実践力の育成に関すること
▽スポーツの振興に関すること
▽高大連携に関すること
▽教職員の資質向上に関すること
▽その他教育・スポーツ分野に係る必要な取組
これらの円滑な推進を図るため、運携協議会を設置する。

鹿屋体育大学はこれまで、自治体や企業、団体等との連携協定を結んできたが、教育委員会とダイレクトで結ぶ協定は初。全国でもあまり例がないという。
特に、大学の持つノウハウ、人的・知的資源を、志布志市の児童生徒や学校等に対して活用。
大学側では、社会との繋がりの中で高齢者の健康等に対するアプローチは行ってきているが、スポーツを通じて子どもたちの未来を考え連携し、大学として関っていくのは初めて。
この日は、国立大学法人鹿屋体育大学の金久博昭学長、
志布志市教育委員会の福田裕生教育長が、それぞれ協定書に署名し、連携がスタートした。

金久学長は「本学のスローガンは、スポーツで未来を拓く、自分を創るであり、スポーツを通じて子どもたちの未来を切り拓いていくということに繋がっていく、そういう意味で、この連携がその先駆けとなることを願いながら進めていきたい」などあいさつ。
福田教育長は「未来を創っていく子どもたちをいかに育てていくか、どの市や町も同じテーマではありますが、一番の教育課題として様々な形で方法を考えながら取り組んできている。
今回の協定で、大学の知的・人的資源を市の振興のため、子どもたちの育成のため、なにがしか力をいただきたい」など語った。
今後は、学生や児童生徒がお互い行き来し連携協力、8月24日には、志布志市のスポーツ少年団との交流を持つことが決まっており、連携がスタートする。