2024年10月05日 15時37分

《雑草 》

与党一丸と成り軌道に乗せ盤石な体制を

 石破氏は5回目の挑戦で自民党総裁の椅子に座ることが出来た。辛抱強く諦めず万事塞翁が馬の如く敗北は次の戦いの教訓にして、気力のある限り明日への糧と我に鞭打ち怯まずに挑戦した。

 5回目は派閥の縛りがあり敗北かと思いきや、決選投票で岸田氏の同志と菅氏の同志が石破氏に転じ211票に議員票が伸びて逆転した。
 決選投票では予定の行動であったのだろうし、小泉氏は菅氏と行動を共にして石破氏についた。
 菅氏が体調不良で降板し次に岸田総理が首相を拝命し、キングメーカの重しを取り除こうとしたが難題で牙城は堅牢でとり入る隙がなかった。

 高市氏は詰めを過信してどうする事も出来なかったが、岸田氏が堅牢な壁を石破氏の登場で正門をこじ開けることに成功した。
 キング・メーカーを、今迄の強固な派閥主義を無くすことになったと言わる。

写真=自民党広報 X @jimin_kohoから

 今迄の何年も続いた悪しき習慣を一朝一夕に廃止できない。麻生氏を最高顧問にして上座に置くことは名誉を重んじる処遇の方策であったと思うし麻生氏も自民党を守る為に十分自覚したと思う。

 高市氏と小林鷹之氏に総務会長と広報本部長の要職を打診したが、石破政権とは距離を置く姿勢をとり、石破政権の去就を見極め短命に終わると見たのだろう。政治評論家のベテランが語るが、与党内の渦巻く悪習慣を排除すために、選挙を無所属で戦い、あらゆる戦法を駆使して当時の自民党を破り、見事に勝ち抜いた森山氏を、自民党に関係なく自身が背負う責任と心情を民衆に心から訴たえる情熱は、深く感銘を与え森山氏の人間性も受け入れられ爾後、森山先生と言われ、先生の行く処には何処でもついて行く気風が育まれた。
 それ以来多くの人達は鹿児島の政治家の偉人に列される等しい人になっていると語る。

政治には難しい問題があるが順法精神で

 絶対的に国選に強い森山氏を今回の選挙に自民党の幹事長に据え、氏の党内融和と野党対策に持てる力を発揮して欲しい。
 与党内の権力争いが表面に出ている噂は、野党の思う壺に嵌ると与党内の結束が緩み、野党に政権を奪われる危惧を考慮し、総裁選後はノーサイドで与党一丸と成り軌道に乗せ盤石な体制を敷くことが重要である。

 夫婦喧嘩の絶えない家庭には幸せは来ない、与党が派閥を解消し起死回生を図ろうとする時に呉越同舟になり懸命に嵐を乗り切る時で座礁・沈没は惨めである。
 石破氏で派閥を無くし政策勉強会(集団)は経費を計上し、余剰金は会計法に従って処理すれば悪しき習慣は今後存在しない。
 申告して正当な金銭の流れを疎かにした為に裏金とて問題化したのである。何処にでも誰にでも過ちはある修正申告する術もあり、特に政治には難しい問題があるが順法精神で会計処理を行うことである。

石破氏が防衛相の時、面会し握手

 石破氏が防衛相の時、東富士演習場に自衛隊総合火力演習の折に、鹿屋自衛隊基地の石川群司令が海幕長に昇進し統合幕僚議長の時に、東演習場の幕舎にて群司令の紹介で面会し早20数年前なる。

 私も青春時代富士演習場で戦車Ⅿ4パットン型で呻を上げ戦闘射撃訓練をした思い出の地で、石川統幕議長が石破防衛相と幕舎で面会した時の事が鮮明に記憶にある。

 鹿屋基地がお世話になっている事の話をきいている、有難うとかたい握手しことを鮮明に思い出す。あれから約二十数年の歳月も経て石破氏が主流派に馴染めず阿倍体制に4回挑戦も挑戦する。その時の石破氏が総理大臣に成ろうとは私も良い巡り合わせをしたと石川氏に感謝している。

 石破政権が短命に終わるいや1年も持つまいと言われている、身内からの批判や野党からの追及と今が一番つらい時だが森山幹事長を含め百戦錬磨の勇士は簡単には挫けない。

 先に述べたように郵政民営化で一時期刺客を向けられるも森山氏は自民党でなく無所属で戦い、ものの見事に返り討ちを浴びせ勝利して森山神話が派生する。
 それ後は森山氏に心酔した人達が多くなった。苦戦をものともせず地域の人達に人間性を浸透させた正義派の苦労人である。

組織で動いて実行する為には信頼する側近が必要


 石破総理のエピソードの中で素敵な奥さんを手中にした時の初心貫徹する根性が、5回目の挑戦で真の女神を手中にしたのである。
 慣習なっていた裏金制度を無くすと言うのはたやすいが、実際に実行するに無言の圧力が襲い掛かる撤廃することのへの使命感がある。
 岸田元総理の申し送りは必ず実行するが行うにしても手順がある。組織で動いて実行する為には信頼する側近が必要で、それが固まってから実行するだろう選挙戦も与党は過半数を絶対確保しなければならない。

 組織内で短命に終るだろうと思っている人達がいるらしい噂もあるが、素早く解散して選挙戦に出る事は戦略として勝利の方程式を選んだのだろう。
 とやかく言われても選挙に勝たねばならない何と言われても戦術では合法的に勝利することが、石破総理に課せられた絶対的な課題である。

 野党のリーダー格も石破総理も思った通り、与党内を短期間に動かす難しさがあるだろうと呟いた。
 百選錬磨の選挙に強い人達で先ず勝利することが絶対条件である。野党は今度の機会に政権交代を掲げるがこれとて、口で言う簡単な事ではない攻撃の的は石破総理に集中する約束が違うと、これを攻撃目標の一つとして追及すだろう。

 与党で過半数を確保して次のステージに進める為にも勝利して欲しい。戦術で猛者達の奮戦で勝利を手中にすることを衷心から願っております。(岩重20241005)

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