2025年07月08日 15時24分
《宇宙 》
内之浦から打ち上げ予定のJAXA小型観測ロケットは延期
上空の観測条件が整わず
JAXA内之浦宇宙空間観測所から令和7年7月8日正午~午後1時までの間で打ち上げられる予定だった小型観測ロケット「S−310」46号機は、上空の観測条件が整わなかったとして、JAXA宇宙航空研究開発機構が打ち上げを延期した。

写真=実験機器を搭載した頭胴部~JAXAホームページから
今回の打ち上げでは、上空100キロ付近にある「電離圏」の中でも特に「スポラディックE層」と呼ばれる領域の大気中の磁場や電場、それに大気の性質などを観測をする予定だった。

写真=7つの観測機器搭載の頭胴部模型~JAXAホームページから
搭載している7つの観測機器で「スポラディックE層」の大気の組成や金属イオンの密度などを直接計測して、この層が形成される過程の解明を目指しており、JAXAは、準備が整い次第打ち上げたい…としている。