2024年09月21日 08時03分

《教育・社会 》

体験型講演会 「大人も絵本しましょShall We EHON」

 体験型講演会in鹿屋市「大人も絵本しましょShall We EHON」が、2024年9月16日、リナシティーかのやで開催された。
 全国各地、海外でも活躍している講師による鹿児島県初の講演で、県内外、熊本や宮崎からなど50人を超す参加者があり、交流会では、体験講演会の感想、絵本に対するそれぞれの思いや活動など話し合った。

 第1部は、体験型講演会で、講師は、絵本セラピスト協会代表の岡田達信氏。
岡田氏は、兵庫県生まれ、建築技術者から管理職を経て人材育成業務に携わる。

 子どものために買い集めた絵本から様々な気づきを得た体験をもとに、ワークショップ「大人のための絵本セラピー®」を考案。
 2009年絵本セラピスト協会を設立し、絵本で人をつなげる活動を全国に広げる。「絵本セラピー®」はマスコミにもたびたび取り上げられ、海外にも広まりつつある。

 2018年韓国で「絵本セラピーって何だろう?」を出版。2019年韓国絵本セラピスト協会が発足し、そのサポートを続けている。
 夢は「絵本でうっかり世界平和」日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー、一級建築士、絵本専門士。

 この日は、主催者で神戸と大隅半島とで2拠点生活をしている絵本セラピストの林美智世さんがあいさつ。

 岡田氏が、絵本「どうぶつサーカスはじまるよ」、「このパンなにパン」を読んで、大人は文字を追いかけて読むけど、子どもは絵を見て想像を広げて読む…など話し、参加者を3人から4人のグループに分け、「おおきなかぶ」、「密林-きれいなひょうの話」、「こぶたのルーファスがっこうへいく」、「しろさんとちびねこ」を読んだ感想をそれぞれ話し合い、お互いの思いを共有した。

 日本、中国、韓国三カ国の絵本作家とともに平和を訴える絵本シリーズの第一作である「へいわってどんなこと?」を読んで皆で平和を改めて考えた。

 第2部では交流会で、体験講演会の感想を含めた自己紹介、それぞれの地域で活動ている報告など行い、岡田氏が絵本セラピーについて説明。

「絵本を読んで絵本が深いね…という人がいますが、絵本が深いのでなく、絵本を読んだその人の知識や経験が豊かになるほど、絵本の情感を読み取れ深く読めるし、今の自分の状態を映し出すことができる。」

 今日読んだ絵本についても解説しながら「今日はあまり絵本に普段から接してないような人もきてもらっていて、これまで8割、9割が女性なのに今日は男性の参加も多くうれしいです。今、お寺で絵本を読む、絵本テラピーなどの活動も続けている」などの話をした。

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