2025年01月31日 07時51分

《行政 》

農畜・水産・林業の稼ぐ力 知事とのふれあい対話 垂水で

 知事とのふれあい対話(大隅地域)が令和7年1月25日、垂水市文化会館で開催され、「農畜・水産・林業の稼ぐ力の向上について」をテーマに推薦と公募で選ばれた9人が、それぞれの立場で知事、あるいは大隅地域振興局の担当部局長に質問、提案、要望を行っていた。

 県側からは、塩田康一知事、大隅地域振興局の永野義人局長、農林水産部の黒鳥和也部長、林務水産課の有村栄作課長、農政普及課の迫田隆仁課長が出席。

 9人の参加者の中、和牛農家からは、「鹿児島の黒毛和牛は日本一となったが、農業者の所得は最下位、全国に多く黒毛和牛産地がある中で、鹿児島黒毛和牛ならではの旨味等、県としての戦略。飼料高騰対策は。」

 林業関係者からは「機械が高額であり、国の補助に県の上乗せはできないか。人手不足、女性従事者や外国人へのアプローチ支援など」

 漁業関係者からは「ブリやカンパチの生産が日本一、輸出も増えてきているが、中国を中心とした輸入餌料の高騰で経営を圧迫、国策と県の対策は」

 主婦の立場からは「県、大隅半島にはおいしいものがいっぱいあるが、PR、宣伝が足りていないのでは…、宮崎出身だが、宮崎はとても上手。観光にもつながり、マリンポートから鹿屋への高速船が就航する、もっと観光PRを」

 大規模園芸農家からは「いわゆる3Kの仕事で、外国人実習生を使っているが、3~5年で終了し、また新しく教えてということの繰り返し、後継者問題と雇用支援を」

 このほか、さつまいも元腐病、林業大学校や錦江湾横断道路について、自然農法支援、養豚農家から物流費コストや飼料高騰についてなど質問や要望が出され、塩田知事や担当部局が丁寧に答えていた。

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