2024年11月03日 11時41分

《イベント告知 》

6日〆切 11/9 鹿屋体大学長杯破魔投げ大会、参加者募集

 第24回鹿屋体育大学学長杯破魔投げ大会は、令和6年11月9日(土)、鹿屋体育大学ラグビー場で開催、参加者を募集している。

 同大会は、大学開放事業の一環として、学園祭「蒼天祭」とあわせて実施されている。

対象
小学校中学年以上

日時
令和6年11月9日(土) 小雨決行
 10 : 00  開会式
 10 : 30  試合開始
 12 : 30  閉会式
 13 : 00  終了予定

会場
 鹿屋体育大学 ラグビー場

参加申込
参加申込は、11月6日(水)までとします。チーム単位でも個人参加でも可。

競技法
  本大会では、薩摩藩以来の伝統的な競技法および用具を踏襲し、2チーム(1チーム5名)が中央線を挟んで相対して縦列になり(各競技者間は5m)、固い木を輪切りにした「ハマ」を、木の枝を削って作った「ポット」(スティック)で打ち返し合い、打ち返された「ハマ」を打ち返し損ねて陣地内で「ハマ」が倒れるとその組の負けとします。
  また、各組の縦列の順位は、伝統的な競技法に則り、打ち返しに成功した者が縦列のトップになることとします。

 試合形式は、小学生の部、中学生の部、成人の部に分かれ、参加チーム数によってトーナメント戦またはリーグ戦とし、5分の競技時間内に挙げた得点で勝敗を競います。1チームは5名(開催場所の条件によっては4名)、交代要員は2名以内(交代は自由)とし、いずれも男女は問いません。
 その他細部に関しては、鹿児島市議遍投げ保存会との協議によって決定します。


 木の球(ハマ)を梶棒(ポット)で打ち返し合う薩摩の「破魔投げ(ハマ投げ)」は、島津忠久が薩摩入部の際、その家臣団によって薩摩に伝えられたとされる伝統遊戯。

 日本の伝統打球戯「打毬」(騎馬または徒歩で毬を打ち合う遊戯)は古代西アジア由来
とされ、その「打毬」から生まれたと考えられる「毬打(毬杖)」(ぎっちょう)は、10
世紀末までに衰退した「打毬」に代わって日本各地に広まり、名称や競技法を変えながら、特に江戸時代から明治期にかけて盛んに行われていた。薩摩の場合は、この「破魔投げ」。

 薩摩の「破魔投げ」は、薩摩藩に固有の「郷中教育」において身体鍛錬を兼ねた遊戯として、武家の子弟の間で、特に冬季に盛んに行われていた。

 「郷中教育」の思想と形態を基盤とした「学舎」の教育においても、勇壮な遊びとして行われていたが、19世紀末に道路での遊びが禁じられたことなどもあり、しばらく途絶えていた。

 しかしながら、「学舎」の活動の中から復活の気運が高まり、昭和38年「鹿児島市破魔投げ保存会」が設立され、関係者の方々の御努力によって、この伝統遊戯が継承されてきた。

 そこで、心身を鍛練し次代を切り拓く伝統の教育をしのびつつ、薩摩藩の勇壮な精神を今に伝えるこの薩摩の伝統遊戯を生涯スポーツとしてさらに普及させるとともに、情報の発信をするため、鹿屋体育大学では、「学長杯破魔投げ大会」を開催。

 なお、開学20周年の記念大会である平成13年度の第1回大会から平成15年度の第3回大会までは鹿児島市内の小学校において開催してきたが、平成16年度より会場を大学に移し、大学開放事業の一環として、学園祭「蒼天祭」とあわせて開催している。
 なお、コロナ禍で令和2年度は大会を中止し、令和3・4年度は大会に代えて破魔投げ研究会を
開催している。

主催
鹿屋体育大学
共催
鹿児島市破魔投げ保存会

表彰
小学生の部、中学生の部、成人の部の各部において、イ憂勝チームには賞状と優勝杯を、
準優勝および3位のチームには賞状と楯を授与します。

参加費は無料です。
参加者は全員保険に加入していただきます。
大会中、大学のスタッフが写真撮影を行います。撮影した写真は本学の出版物やホームページ等、広報活動に使用するほか、学術研究のための学内外の出版物等に掲載する場合がありますので、あらかじめご了承願います。

<問合・中込先>
〒891-2393
鹿屋市白水町1 鹿屋体育大学
山田理恵(TEL/FAX: 0994-46-4973
E-mai1: yamada@nifj-k.acjp)
森 克己(TEL/FAX: 0994-46-4956  E-mai1: k-mori④nif1;-k.acjP)
<大会役員>
会 長 金久 博昭(鹿屋体育大学長)
副大会長 前田 明(鹿屋体育大学副学長)、竹下 建夫(鹿児島市破魔投げ保存会)、猪村 篤(鹿屋体育大学副学長)
実行委員長 森 克己(鹿屋体育大学)
副実行委員長 山田 理恵(鹿屋体育大学)

後援
鹿児島県
鹿児島県教育委員会
鹿屋市
鹿屋市教育委員会

協賛
斯文堂株式会社

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