《政治・行政 》
e-TAXやキャッシュレスでの納付を~正しい納税者の集い
第54回正しい納税者の集いが、令和7年時11月12日(水)、鹿屋商工会議所で開催され、税務研修と税務行政の課題と題する講演を聴いた。
鹿屋市青色申告会、肝属地区青色申告会連合会(風呂井敬会長)主催。
写真=税務行政の課題について鹿屋税務署の橋口署長による講演
正しい納税者の集いは、税金の意義や役割を理解し、適正な申告納税を推進するため例年、毎年11月11日から11月17日までの1週間、税を考える週間の中で実施されている。
単に税を知るだけでなく、能動的に税の仕組みや目的を考えてもらい、国の基本となる税に対する理解を深めてもらうことを明確にするための税を考える週間。
年末調整の周知、国税電子・納税システム「e-TAX」や地方税ポータルシステム「eLTAX」の利便性やキャッシュレス納付等のPRや広報が行われる。
写真=風呂井会長があいさつ
令和7年度は「これからの社会に向かって」がテーマ。
この日は、風呂井会長のあいさつがあり、青色申告会活動報告、来賓紹介があった。
税務研修では、鹿屋税務署個人課税第一部門の溝口武志統括国税調査官による「令和7年度税制改正について」が内容。
所得税の基礎控除や給与食公助の見直し、特定親族特別控除の創設について、事業主と息子であり専従者給与とを、所得税や住民税、健康保険税などの関係で具体的な数字を挙げて説明した。
写真=溝口統括国税調査官による税務研修も
続いて鹿屋税務署の橋口賜市署長による「税務行政の課題」を演題に講演があり、国税庁の組織や定員、各税務署の部署、役割などを説明。
税務行政を取り巻く環境の変化として、法人数や所得税の確定申告件数の増加、経済社会のデジタル化、グローバル化の進展に対して、国税当局の職員数や予算額がそれほど増加していない状況。
税務行政のデジタル・トランスメーション、その将来像についても、AI・データ分析、オンラインツールの活用、税務署に行かずにできる確定申告、マイナポータル連携の利用者数の推移など。
またe-Tax利用率の推移やスマホアプリなどのキャッシュレス納付の推進。
国税庁の人材確保に向けた取り組みや対応策、都道府県別の国税の納付状況などの説明もあった。














































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