《地域づくり 》
自分の未来を想像する~内なる力を引き出すきっかけに
わたし×未来を切り拓くワークショップ
わたし×未来を切り拓くワークショップの第2回目「私の未来を広げる旅」が、令和6年10月20日、リナシティかのやで開催され、前半はパネルディスカッション、後半は上(かみ)泰寿さんの講話を聴いた。
前半は3人でのパネルディスカッションを開催し、起業の経緯などを語った。
写真=左から、おがわ あゆみさん、前田美季(みとき)さん、真戸原(まとはら)麻衣さんに質問する、司会進行の笑花氏。
1人目は古着屋 mito 店主で、ニットクリエイターの前田美季(みとき)さん。
長男妊娠中におくるを編み始め、いびつでも編み直す事が出来る楽しさの経験から、自分で編み図を書いて編み始めるように。
おおすみハナマルシェで出店するようになるとお店はどこ?と聞かれ、お店をしたい!とお店をオープン。今は、編み物だけでなく好きを追求し古着を扱うようになった。
2人目はロッタフォトのフォトグラファーのおがわあゆみさん。
出産後に家庭向け一眼レフを購入し、こどもの成長を撮っていた。ママ友に頼まれて無償で撮影していた。
シングルマザーとなり週4日パートをしていたが、上の子が学童と合わず脱走を繰り返し警察沙汰になった為、周りに相談し撮影を仕事にする事になった。
ダメなら周りに助けを求めればよい!と貯金をはたいてカメラや機材を購入。考えるよりまずはやってみよう!と、こどもにフォーカスしフリーランスフォトグラファーとして独立。
2023年にはベビー専門のちいさなフォトスタジオ「こどもべや」をオープン。現在は出張撮影とスタジオ撮影で活動している
3人目はいとわのこうじ 麹クリエイターの真戸原(まとはら)麻衣さん。
長男出産で刺繍入りスタイを作成。Instagramの投稿でオーダーを受け始め5年前よりハンドメイド作家として活動。
3人目を出産後、アレルギー持ちの子供たちの体改善を意識し始め、以前から取り入れていた麹を一から勉強し直し、麹クリエイター取得。現在は完全無添加麹調味料販売やworkshopをするようになった。
写真=誰もが完璧ではなく悩みも弱みもある、だから困った時は助けてと言えると上氏
【子育てと企業の両立の大変さ、メリットは?】
基本的に家での仕事の為こども達を迎え入れる事が出来る。
旦那が仕事で家に居ない時、イベントに出店前にこどもが熱を出した時など、これで良いと、気持ちの落とし所をつけるのが大変。
シングルで親も頼れない為、仕事繁忙期時にこどもが体調不良になると休日保育、療治保育を活用し乗り切ったが休日は仕事の為、平日にこども達と時間を取ると睡眠を削る事になるのが大変だった。時間管理と体調管理が大変。
自分の都合に合わせて仕事出来るのがこどもと寄り添いやすいのが良い。
【仕事で大切にしている事】
楽しむ事。Instagramに投稿するだけでなく、イベントや色々なところに足を運ぶ。自分のステップアップをしていくところ。
やりたい事があれば出来ないと決めないで一つずつ挑戦する。
他責思考にならない。1人で落ち込まない。などと起業の良さや大変な事、学んだ事などを語った。
後半は上泰寿(かみ やすとし)さんの講話があった。日置市出身の上さんは親の勧めで日置市役所に入職し10年間在職。
2020年に退職し12月より”紙・ネットで発言しない前提”のインタビューサービスはもん〜hamon~」を展開中。
編集視点で企業に第三者として入り社員の内面・ビジョン整理や、福祉施設の入所者と関係性を育みながら社会復帰支援のサポート等の事業も行っている。
退職のきっかけは失恋した事で、今のままの自分ではいけない、新しい世界や人と出会いたいとSNSを開始。
SNSで見つけたイベント、森の学校でゴミの仕分けを担当、見た事のない世界と人に出会った。その後2年間の東京出張の中、週末は地方を回りゲストハウスで色々な職種の人と出会って縁を広げていった。
自分の強みである本質を見抜く力を活かして色々な人に取材、まちや暮らしを構成しているのはキラキラしているものだけではないと、分野、地域、有職無職問わず取材対象として人となりや記憶を残す手伝いをしながら、自分や周囲の人の才能を見つけ価値化して、困りごとを解決することで私なんか…と思っている人の手助けになれば、と語った。
最後のワークショップは5人グループを作り、キャリアプランシートを作成。まず自己分析をして、どんな自分になりたいか?から取り組む内容を考えていき、それぞれのグループ内でシェアし発表した。
次回は11/17(日)13:00〜16:00
リナシティかのや1階RINA BASE+