2025年06月24日 05時29分

《選挙 》

4氏の立候補から野党一本化か~参院選鹿児島選挙区

 参議院選挙は、2025年7月3日公示、20日投票の予定で実施されるが、鹿児島選挙区(定数1)では、次の4氏が立候補を表明し、県内各地で政策等を訴えている。

参院選鹿児島選挙区立候補予定者(敬称略)
園田 修光 68 自前① 〈元〉衆院議員
松崎 真琴 67 共新  〈元〉県議
牧野 俊一 39 参政新  医師
尾辻 朋実 44 無新  〈元〉参院議員秘書

 一部報道では、参院選をめぐり立憲民主党の野田代表と共産党の田村委員長が、6月19日の会談で選挙戦で協力することで意見が一致。
 鹿児島選挙区では、尾辻朋実さんを推薦する立憲民主党が、松崎真琴さんを公認する共産党に対して、一本化に向けた協議の申し入れを行ったとされている。
 
 公示とみられる7月3日まで残り2週間を切り、野党が候補者の一本化で合意できるか注目されている。


 
 立候補予定4氏の訴えなどは次の通り。

 自民党公認で元職の園田修光氏は、「鹿児島県のこと、国のことを一生懸命やっていきたい。年金、医療、介護、子育て、国の施策の中で守っていかなければならない」と社会保障の充実を訴え、5月に鹿児島市で開かれた決起集会で気勢を上げ、さらに自民党幹事長の森山裕衆議院議員の地盤である大隅や霧島、種子島などを周り、県内をくまなく支援を呼び掛けている。

鹿児島市鴨池新町14-9ライドビル202号室
TEL:099-813-8821 FAX : 099-813-8897

 ◇ ◇ ◇

 無所属新人の尾辻朋実氏は、自民党現職で勇退を表明している尾辻秀久参議院議員の三女で、自民党公認の選考に漏れ立憲民主党の推薦を受けて無所属で選挙戦をスタートさせた。
 「今の永田町は、高齢の男性に人口比率が偏りすぎている。」として、44歳で女性であることが自分の最大の売りで、「40代の女性の声、皆さんに身近な世代の声が永田町に届いてほしい」と訴えている。

鹿児島市加治屋町1-2 東洋タイルビル
TEL 099-218-6610 FAX 099-218-6611

 ◇ ◇ ◇

 共産党公認で新人の松崎真琴氏は、2024年の衆院選でも鹿児島2区から立候補するなど、国政選挙は4回目の挑戦。
 「子供たち孫たちに希望あふれる未来を手渡していくために、全力を尽くして頑張り抜く。」
 「国民の願いが生きる政治をつくっていく絶好のチャンス。大軍拡はやめて国民の暮らしを守れ、平和を守れ」と訴えている。

鹿児島市真砂本町42-9
TEL 099-251-7333

 ◇ ◇ ◇

 参政党公認で新人の牧野俊一氏は、京都府出身の39歳で、県内の医療機関で救急医として勤務。選挙は初挑戦。
 「緊縮財政という失敗した政策により、いったいどれだけの命が奪われたのか。救急の現場で命と向き合っている者として、予備自衛官として国を守ってきた者として、到底許すわけにはいかない」と、支援者たちが動画を撮影しSNSなどで拡散し支持をアピール。

鹿児島市山下町16-24 森ビル1F
TEL:080-8380-5958


 今回の参院選では、定数248のうち改選の124議席と東京選挙区の欠員1を埋める計125議席が争われる。

 改選数のうち、都道府県(鳥取・島根、徳島・高知は合区)を単位とする選挙区が74議席、政党などに投票する比例区は50議席。
 有権者は選挙区と比例区の2種類の票を投じる。選挙区向けでは候補者1人の名前を記入する。

 比例区向けでは政党名か政党の名簿に並んだ候補者1人の名前を書き、政党名と候補者名の合計が各党の総得票になる。
 各党には総得票に応じて議席が配分され、各党が優先的に当選する候補者を自由に決めることができる「特定枠」もある。
 特定枠の候補が事前に指定された名簿順に当選した後、個人名の得票の多い順に当選する。

最新の記事

合計 2502 件中 1ページ目を表示

カテゴリ最新記事

鹿屋七日会