《地域づくり 》
郷土に愛着持って!かっこいい龍さんを楽しくリペイント
内之浦漁港防波堤に描かれている龍の絵の修復、リペイントが、令和7年3月30日、内之浦銀河アリーナ後ろの防波堤で行われ、地域の子どもたちも集まり、元気な龍が復活した。
これは、郷土を未来へつなぐプロジェクト(田畑明美代表)として実施されたもの。

写真=お手伝いし龍を仕上げた地域の子どもたち

写真=実行委員長の田畑さんを中心にリペイント
3mの高さがある防波堤に描かれた大きな龍は、1999年に町観光協会が中心となって内之浦出身の画家、宍野勝文氏が1日がかりで下絵の線を引いては、船を出して遠くから眺め修正を繰り返し行い、2日目に地域住民も約20人が手伝い完成したという。
その後、2003年に町文化協会により修復が提案され、地域の商工会青年部や小中学生や保護者でリペイントがなされた。
それから22年が経ち、今に至るまで修復は行われず、色が薄れ一部龍が消えかかっている部分もあり、内之浦漁港のシンボルとして、役場上階から見たり、叶岳から眺め、また銀河マラソンなどイベントで集まる人たちの目を楽しませ、地域の活性化に繋がる観光資源として重要な役割を果たしてきた。

今回の修復は、漁港の景観を維持するだけではなく、地域のアート文化と郷土を愛する心を次世代へ継承する上で重要な意義を持つと考え、子どもたちにも次のように呼びかけられた。
龍~リペイント・プロジェクト~「みんな、内之浦漁港にいる大きな龍を知ってるかな?海を守ってくれる、かっこいい龍さんだけど、最近ちょっと元気がないんだって。だから、みんなで龍さんをピカピカにしよう!
お家の人と一緒に来てね!楽しい思い出を作ろう!みんなの力で、龍さんを笑顔にしよう!」。


この日の前に1週間ほど、港近くで旅館を営みながら創作活動を続け、今年の第84回創元展で文科大臣賞に次ぐ東京知事賞を受賞した田畑明美さんが、脚立にのり下絵を描き、この日、子どもたちと地域住民が集まって一日がかりで仕上げたもの。
こどもたちは、ペンキにまみれながらも手の届く範囲で下絵に沿って指定された色をいっしょうけんめい塗り、大人たちは脚立にまたがり、龍がだんだんきれいになっていった。


プロジェクトの吉原光さんは「子どもたちといっしょに描いてもらうことで、郷土に対する愛着を持ってもらおうと呼びかけ、トータルで約100人に手伝ってもらい龍が生き返りました。皆さんに感謝したい」など語っていた。
また、移住者でこのプロジェクトを呼び掛けた一人、後藤和彦さんは、港側の道路に沿ってこれまで草ボーボーになって景観を損ねていた空き地をきれいに草刈りし、ボランティアを続けてきて「この景観のいい内之浦に訪れてきた皆さんに、きれいになった龍を、きれいな広場からみてもらいたかった。ぜひ生き返った龍を見に来てください」と語っていた。


