《行政 》
青色コーナー設置や正しい納税者の集いなど積極的活動を
鹿屋市青色申告会の令和7年度定期総会
鹿屋市青色申告会(風呂井敬会長)の令和7年度定期総会が、令和7年5月22日、鹿屋商工会議所で開催された。

風呂井会長があいさつし、鹿屋税務署の松元聖二署長ら来賓を紹介。
久木田弘理事を議長に、令和6年度事業報告、収支決算報告が承認され、令和7年度事業計画、収支予算が承認された。
令和7年度事業計画概要は次の通り。
わが国の経済は家計、企業のいずれも活動が改善し、回復基調にありますが、個人事業者は経済回復の恩恵を受けることができず大変厳しい状況が続いています。
人手不足を背景に賃上げがあった一方、物価高により消費者が購入点数を減らし、低価格商いロ口ロに シフトするなど生活防衛の動きが広がった影響が出ているとの事です。
深刻な人手不足の中で、労働力の確保に向けて、事業者は賃金を上げなければならない環境にある中、原材料やエネルギーの価格高騰さらに仕入・経費の負担が増える中で十分な価格転嫁が進まず、利益が圧迫されています。
これから先、毎年ながら、個人事業主減少、後継者不足、廃業など会員拡大は重要な課題ではありますが、当会では、納税者の利便性向上と課税・徴収事務の効率化・高度化などを図るため、会計ソフト「プルーリターンA」の普及により、会計データーを自動バックアップするクラウドサービスを導入する予定です。
これにより、利用会員の皆様の利便性の向上と指導・相談環境の整備に努めてまいります。
そして、会員様に役立つサービスと指導相談活動の充実にも積極的に取り組んでまいります。
青色申告会はこれから先も、税制改正要望の実現、働き方に中立・公平な社会保障を目指していきます。
そして、全青色と共に青色事業主勤労所得控除の早期実現と消費税などの税制の簡素化に向けて積極的に税制改正運動を展開してまいります。
自己研鑽運動の推進
正しい納税者の集いの開催
女性部・青年部組織の充実
関係団体との連携強化
青色コーナー設置による会員増強
「年収の壁」見直し間題についての研修
その他青色中告会に関する事項。

同会理事で、鹿屋関税会会長の窪田伸一氏の旭日小綬章のお祝いの花束が贈呈され、お礼の言葉を述べた。
来賓の松元署長、大隅地域振興局総務企画部県税課の上園信幸課長、鹿屋市総務部税務課松坂舟一課長がそれぞれあいさつ。


鹿屋税務署個人課税第一部門の岩永春貴統括国税調査官による「税務署の内部事務のセンター化について」の税務研修を聴いた。
申告書の入力処理、申告内容についての照会文書の発送などの内部事務については、令和3年7月から、複数の税務署の内部事務を専担部署、業務センターで集約処理する「内部事務のセンター化」を実施している。
これは、税務署内部事務の効率化・高度化を図り、納税者利便の向上や調査・徴収事務など外部事務の充実・高度化を目指すもの。
熊本国税局管内では、熊本国税局業務センターが、熊本全域と大分、宮崎の一部。
鹿児島市荒田1丁目の同鹿児島事務室では、鹿児島県内各署の内部事務を行い、令和7年7月10日からは、鹿児島署や鹿屋署ほかに加え、川内署、出水署、伊集院署、加治木署が追加となる。
e-Taxのデータにより提出する場合は、従来どおり所轄税務署へ送信、書面により提出する場合は、業務センターへ郵送願います。
e-Taxの利用がとても便利です…など呼び掛けていた。