2025年09月05日 05時16分

《地域づくり 》

森山裕幹事長が鹿屋市本町の空き家活用 岩元邸を視察

 自由民主党幹事長の森山裕衆議院議員が、令和7年8月30日、鹿屋市本町の岩元邸を視察。空き家になっていた築100年を超える文化財的な同邸を活用していくことで、商店街活性化や地域振興にもつなげていこうと活動している鹿屋空き家活用プロジェクト(久木田弘会長)の説明を聞き、邸内を見学した。

 同邸は、分かる範囲でも江戸時代から商いや農地の管理など行い、この地域の庄屋的な役割を担っていたいわゆる分限者どん、岩元氏の邸宅で、釘一本使っていない文化財的な建物。

 8年ほど前から空き家になり、屋根に草が生えたり、ガラス戸が倒れ小動物が入り込んだりし、放置したままだと危険家屋になる可能性もある状態を、地元商店街を中心に古民家を活用しようというメンバーらが、3年前からプロジェクトを立ち上げ活用してきた。

 この日は、まずは、同邸や岩元氏の歴史などを説明。

 プロジェクトの活動、ほこりが積もり荒れ放題だった状態を、清掃から始まりワークショップを開き傷んだところを修繕。空き家活用講演、商店街のイベントや地域の子どもたちのためにソーメン流しやゲーム、オーガニックマルシェや陶芸展、岩元邸祭りなど開催し、商店街の活性化に繋げている様子を説明。

 森山氏は、建物の立派な門、梁や大黒柱を熱心に見、欄間や細かい細工、襖について質問。
 プロジェクターで活動の概要、今後の課題などが示され、久木田会長が「地域に根ざした活動をさらに発展させていきたい」など訴え、また、岩元邸を中心とした活動で商店街がにぎやかになり、その流れの中で、岩元邸への見学だけでなく、同商店街の空きビルに対する問い合わせも増え、3つの空きビルのシャッターが開くような計画が進んでいるという実績もアピールしていた。

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