2026年08月29日 15時17分

《雑草(コラム) 》

福岡県議会の問題は長い歴史がある…全国の議会はどうなのか

 先々月に数回、地方議会のことを書いていたが、福岡県議会が全国的な関心を集めている。

 人口減少等の影響で地方議会も、定数減や報酬の見直しなどが提案されたり、定数ぎりぎりの選挙が続いたりなどの動きもある。

 地方議会を見て回る中で、年配の議員が多いところもあるが、最近は女性議員や若い議員も少し増え、議会の活性化に繋がるのでは…と感じているところだった。
 ただ思うのは、これだけ世の中が大きく変化しているのに、議会はその変化に追いついていない構造的な問題があるのでは、という思いもしていた。

 そしてこの福岡県議会の一連の問題。
 吉松源昭県議の県議会金銭授受疑惑に関する告発の内容を聞いて驚いたが、蔵内勇夫議長(当時)に対する議長職の辞職勧告決議案の採決中止を求める動議が出された様子を見て、なおびっくりした。

 そして「海外旅行は続けます。この考え、一切変わることはございません」と発言したあと、臨席から指摘されたのか「「あ、すいません海外旅行ではなく、海外活動です」と言い直したのには口があんぐり状態だった。

写真=告発した吉松議員


 その海外研修費用は、2023年度から2025年度までの間で、米ハワイや欧州など計23件の視察。
 最も高い視察は、2024年2月の欧州訪問で、随行職員を含め計11人で約3004万円だったという。
 宿泊費は1泊10万円以上の支出が目立ち、最高額はフランスで泊まった16万9000円。

 金銭授受についてのやり取りも含め、どこまで議会の暗部が広がっているのか、さらに告発を受けてから辞任に至るまでの蔵内氏の語録のようなものも、ネットでは掲載されていて、それを読み込んでいくと、その目線は県民に向いていない、どころか県民のことを本当に考えているなら、そういった発言はできない…そんな内容ばかりだ。

 全国都道府県議長会会長の立場や、自民党本部との関り、首相官邸で高市早苗首相と面会の話しなど、その発言には、県民という言葉は出てこない。

 誰のための、何のための議会、議員活動なのか。
 例えば、福岡県営筑後広域公園に約3億円で整備された「ワンヘルス・カーボン・ゲート」や、舞鶴公園内に6000万円の公費を投じた「ワンヘルスパーク」がわずか1年で赤字閉園されたという。

 県職員の任意の親睦団体「部課長会」が県議側の政治資金パーティー券を組織的に購入、議員への土産の贈呈、視察の際の送迎バスの見送りなども恒例だったという。

 議員の中から「福岡県議会の問題は長い歴史がある」と語られ、まさに昭和末期まで遡る問題とされているという。

 これが全国の議会で同じようなことが、行われているとは思わないが、このコラムで引用してきた「地方議員は必要か 3万2千人の大アンケート」を読み込んでいくと、その構図は、他の議会にも繋がることなのか…とも考えたりする。

 また、地方議会のこと、少しずつ書いていきたい。(米永20260829)

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