2025年04月02日 22時25分

《行政 》

大隅河川国道事務所7年度予算 計96億3100万円

 国土交通省大隅河川国道事務所は、令和7年度予算と事業概要を、4月1日公表した。

 河川、砂防、道路の各事業費は、それぞれ河川5億3300万円、砂防24億700万円、道路62億7600万円ほかで、計96億3100万円。
 事業費は、河川、道路の維持修繕に関わる費用を含んでいない。

 事業費総括表は別表の通り。

 【令和7年度 河川事業のポイント】
 〈流域治水の推進〉
 気候変動の影響により、今後の降雨量や流量、洪水発生頻度の大幅な増加が見込まれることを踏まえ、流域治水の取組を更に加速化・深化させるため、肝属川水系では、気候変動を踏まえた河川及び流域での対策の方針を反映した流域治水プロジェクト2.0を令和6年3月に策定。

 この考え方に基づいて、流域治水対策をより一層加速するとともに、集水域から氾濫域にわたる流域のあらゆる関係者で水災害対策を推進。

 〈鹿屋市街部洪水対策事業〉
 肝属川は、鹿屋市の市街部区間を流下しており、整備計画目標流量である30年に1度の規模の洪水が発生した場合、河積不足により洪水時の水位がHWLを超えるため氾濫のおそれがあり、河道掘削等による水位低減を図る必要がある。

 鹿屋市街部掘削による下流への負荷を軽減するため、下流にあたる川西地区において先行掘削を行い、流下能力の向上を図る河道掘削を実施。

 この掘削により、令和2年7月豪雨にて大規模な内水浸水被害が発生した、新川地区の内水被害の軽減も図る。

 〈肝属川水系シラス堤強化対策事業〉
 肝属川の堤防は水の浸透に弱いシラス混じり土砂で築造されているため、すべりや浸食をうけやすい性質を有しており、洪水時に堤防の一部崩壊等の被災が発生している。

 令和7年度は姶良川中福良地区(鹿屋市)において、堤防の川裏側(住居や農地がある側)でドレーン工等による浸透対策を実施し、シラス堤強化対策を進めていく。

 〈河道の維持管理〉
 河道に堆積する土砂や河川敷に繁茂する樹木は、洪水を安全に流下させるための障害となり、このような、堆積土砂や樹木等を計画的に撤去・伐採し、河道を健全な状態に維持していく。
 令和7年度は肝属川水系において支障となっている堆積土砂の撤去や樹木の伐採等を行い、河道の健全な維持に努めていく。

【令和7年度 砂防事業のポイント】
 〈砂防設備の改築〉
 桜島の砂防設備は平成12年までに施工されたものが多く、安定性等に関する現行基準への適合や、平成28年度に見直しを行った計画土石流流量の外力を踏まえた安定性確保のため、砂防設備の改築を実施し、機能を確保する。

 〈砂防設備の機能確保(直轄砂防管理)〉
 火山噴火等に伴う継続的かつ大量の土砂流出等により、適正に機能を確保することが著しく困難な砂防設備については、国で管理を実施しており、野尻川及び黒神川において土石流による堆積土砂の除去や砂防設備補修を行っていく。

 〈降灰状況及び土石流の監視・観測〉
 桜島の降灰状況及び降灰に伴う土石流発生状況等について、砂防工事関係者の安全対策のためCCTVカメラ等により監視・観測を行っています。また、これらの観測データを京都大学、気象台及び関係自治体と共有することで、地域の安全安心の確保(警戒避難)にも寄与している。

【令和7年度 道路事業のポイント】
 〈高速道路東九州自動車道の整備推進〉
 夏井IC(仮称)~志布志IC間(延長3.7km)の事業に平成28年度から着手。
 一般国道220号日南・志布志道路として事業を推進。

 奈留IC(仮称)~夏井IC(仮称)間(延長14.1km)の事業に平成31年度から着手。
 一般国道220号油津・夏井道路として、鹿児島県境から夏井IC(仮称)の事業を推進。

 〈一般国道220号 古江バイパス〉
 古江バイパス(白水~古里地区 延長2.3km)の事業を推進。
 令和7年度供用予定。

 〈一般国道220号 牛根境防災〉
 牛根境防災(垂水市牛根境~霧島市福山町 延長4.5km)の事業を推進。

 〈交通安全事業 安全な歩行空間の実現へさらに前進〉
 歩行者の安全性の向上を図るために歩道整備を行う。
 歩道整備推進=野井倉歩道整備事業、菱田歩道整備事業、益丸自歩道整備事業、永吉歩道整備事業、磯脇歩道整備事業、持木歩道整備事業

 〈維持管理 安全・安心な道路環境を保つために〉
 地域の実情や路線の特性を踏まえ、道路の巡回や路面清掃、除草、道路植栽管理、舗装補修
などを実施。
また、道路施設の老朽化については定期的に点検を実施し、計画的に橋梁補修や防災対策などを実施。

 ▽一般国道220号(東九州自動車道) 日南・志布志道路
 事業の概要
 同路線は、地域観光の発展に寄与するとともに、飼料輸送など産業活動を支援し、並行する国道220号の縦断線形不良箇所や事故率の高い箇所等を回避する安全で円滑な高速ネットワークの形成を目的とする道路。
 事業区間
 夏井IC(仮称)~志布志IC(延長3.7km)鹿児島県側
 日南東郷IC~油津IC(仮称)(延長3.2km)宮崎県側

 ▽一般国道220号(東九州自動車道) 油津・夏井道路
 事業の概要
 同路線は、南海トラフ地震時の津波浸水域を回避し、災害時の救助活動等にも機能するとともに、並行する国道220号の木材輸送など産業活動を支援し、地域観光振興にも寄与する安全で円滑な高速ネットワークの形成を目的とする道路。
 事業区間
 奈留IC(仮称)~夏井IC(仮称)(延長14.1km)のうち鹿児島県側(県境~夏井IC( 仮 称 )
 油津IC(仮称)~ 南郷IC(仮称)(延長6.4km)宮崎県側

 ▽一般国道220号古江バイパス
 事業の概要
 同路線は、 鹿屋市白水町から垂水市新城までの交通混雑の緩和及び交通安全の確保を目的とした道路。
 事業区間
 白水~古里地区(延長2.3km)
 (鹿屋市花岡町~垂水市新城(延長3.9km)は、平成20年3月30日開通)
 (鹿屋市古里地区(延長1.3km)は、平成23年3月6日開通

 ▽一般国道220号 牛根境防災
 事業の概要
 一般国道220号牛根境防災は、垂水市牛根境から霧島市福山町において異常気象時の事前通行規制や斜面崩壊等の災害による通行止めを回避し、日常生活や地域産業の輸送ルートとして信頼性の高いルートの確保を目的とする道路。
 事業区間
 鹿児島県垂水市牛根境~霧島市福山町(延長4.5km)

 ▽交通安全事業
 歩行者の安全性の向上を図るために歩道整備を行う。
 令和7年度予定事業
 国道220号野井倉歩道整備事業
 国道220号菱田歩道整備事業
 国道220号益丸自歩道整備事業
 国道220号永吉歩道整備事業
 国道220号磯脇歩道整備事業
 国道224号持木歩道整備事業

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