2024年10月24日 11時11分

《選挙 》

社民党副党首の大椿参議が山内候補応援、鹿屋市で訴え

27日投開票の衆院選鹿児島4区

 27日投開票の第50回衆議院議員選挙は終盤を迎え、鹿児島4区でも山内光典候補の応援に、社民党副党首の大椿裕子参議院議員が駆けつけ、鹿屋市内でも社民党が掲げる公約、山内候補の人となりを訴えた。

 大椿副党首は23日、鹿屋市寿のマックスバリュ寿店前でマイクを握りしめ、次の訴えを行った。

 鹿児島4区を回りながら、明らかに自民党候補とは違う立場、違う政策を打ち出しながら、私たちの思いを伝えている。
 
 希望が少し見えてきた。この九州は重点ブロックとして位置付けていて、この九州比例区での復活を絶対果たしたい。その希望が少し見えてきて、この鹿児島4区が重要な選挙区なんです。

 先日の日曜討論に初めて出演させていただき、自民党からは幹事長として森山裕さん、最初に司会者から裏金問題を質問され、不記載問題と言い換えて、この問題を矮小化している。
 単なる事務的な手続きの問題ではない、自民党が長年にわたって行ってきた犯罪行為、きっちりと解明していくことを社民党は訴えている。
 社民党は企業団体献金は受け取っていず、政治資金パーティも行っていない。
 政治資金規正法もザル法で、重要なのは企業団体献金の禁止。企業と癒着し大企業優先の政策をやってきて日本の政策が歪んできた。

 もっとも歪められたのは労働政策。1973年生まれで50代になったが就職氷河期。失われた30年、コストカットしてきた30年、非正規労働者が増え始め、賃金が上がらず、働く人たちの4割が非正規労働者、女性では6~7割がなっている。この年になっても正規の仕事に就けない人が多い社会。賃金の上がらない20代、30代、40代と生きてきた世代。

 企業献金の身代わりとして差し出されたのが労働者、地方がそれによって見捨てられてきた。安い賃金、使い捨て可能な非正規労働者を増やし、地方に生き、農業従事者を見捨ててきたのが自民党政治。

 今日ここに来る途中も畑から頑張ってと手を振ってくれる方々、農業県であり、農業政策が大変重要な課題。今年食料農業農村基本法の見直しが行われた。農政の憲法と言われるものだが、日本の食料自給率は37%、真剣にこの農業問題考えなければいけないけれど、出来上がった法は中身のない、食料自給率の目標値がなく輸入依存型の農政に変わりはない。

 大事なのは担い手、農業を受け継いでくれる人がいない。農業をやっても食べていけないのが最大の問題点。岡山の農家の3姉妹、娘たちに農業を継がせようかとも思っていない。農業で食べていけないので、このまちを出て仕事を見つけるしかない、そして町を出て待っていたのが非正規雇用という現実。

 農業で食べていけないから、地方から人が出ていく、ここを変えない限り地域創生はできない。政治がどう第一次産業を支えるか、自民党政権で廃止された農家の個別所得補償制度をもう一度復活させようと訴えている。

 市場原理に乗せて稼げと言ってもそんなに稼げるものではない、でも私たちの暮らしに欠かせないもの。ここをちゃんと税金で支えていく。

 そして税金の使い方がおかしく、軍事費が急激な増え方をしている。2023年から急に増え、今年8兆円、2027年までに43兆円、農業予算は2兆円。教育費は、防衛費が10兆円と言っているところでその半分。

 急激に増えてくる防衛費で影響を受けるのは沖縄に続きこの鹿児島。
 山内光典さんは、馬毛島に基地を作らせないその取り組みを地元で必死でやってこられた。種子島での生活がどんどん変わっていくことに危機感を感じておられる。

 子どもたちに基地のある町より自然豊かな静かな町を引き継ぎたいという思いが山内さんの立候補の最大の理由。税金は何よりも人々の暮らしのために使いたいという当たり前のこと。それが今の自民党政治によって行われていない。

 この物価高で賃金は上がらない、福祉、医療、教育、防災、命を支える農業にも税金が必要、軍事費ばかりにお金を使うということを山内さんは変えたい。そうした声をこの鹿児島4区で広げていきたい。

 国会議員になって驚いたのは、日本国憲法を変えないといけないという議員が多いということ、憲法9条に手を入れたいというのが今の政治。この憲法を変えるということに疑問を持つ銀河増えていかなければ、日本はまた戦争をする国になってしまう。

 それを食い止めるのが、山内さんであり、社民党の国会議員、そして党員。社民党の議員が減ってきたので右傾化し歯止めが利かない。

 今の政治を本当に今の子どもたちに見せ続けていいのか、大人の責任が問わている、政治はもっと誠実であるべき、希望があっていいはず。

 これまでの自民党政治を一旦終わらせる必要があり、それが今回の投票。政治は変わらないということでなく、あなたの手で変わるということを投票で感じてい欲しい。皆さん自身が問われている選挙だ。皆さん選挙に行きましょう。

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