2025年02月26日 15時54分

《大隅点描 》

佐多の御崎祭り①~まるで神話、生きた錦絵の世界が展開

 令和7年2月15日、16日の両日、鹿児島県南大隅町佐多において御崎祭りが行われた。

 祭りの内容は、日本本土最南端にある御崎神社の妹神が郡の近津宮神社に姉神に新年のあいさつに行くという逸話に基づき行われている。

 初日は、夜明け前の三崎神社で御霊(ミサッドン)が旅につかれるためミサキシバに乗り移られる。

 神官がご神体のミサキシバを捧持しお祓いしながら、途中、海に向かい航海安全祈願し太鼓、笛に合わせて唱え、唄を歌いながら一の浦である田尻集落へ向かう。

 御霊は田尻に準備されていたみこしに乗り移られ、次の大泊、外之浦、間泊、竹之浦、古里、坂元の沿岸七浦を巡り集落民の無病息災をを願って旅され、姉神の近津宮神社下で仮宿される。

 特に神輿の「どんぴら坂」下りは巡幸中の最大の難所で、古くからの旧道で岸壁の急下りに40分を要し、神輿の後から長い布ロープ2本で引き、総勢16人掛かりで行う。

 これに景気をつけるため笛音が亜熱帯性の森林に鳴り響き、まるで神話。生きた錦絵の世界が展開された。

 今回は3回に分けて御崎祭りを紹介する。

 大隅の自然、歴史研究
 坂元二三夫

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