2024年09月12日 07時16分

《芸術・芸能 》

20日まで海老原喜之助生誕120年記念作品展

「うなぎを裂く」(0984年頃制作)の絵画贈呈式も

 海老原喜之助生誕120年記念作品展が、令和6年9月10日 (火)~20日(金)まで志布志市文化会館で開催中で、会期中は実孫の海老原あかね氏が案内している。

 同作品展は、旧制志布志中学校(現志布志高校)出身で、絵画を本格的に学んだゆかりの地であり、パリや日本で活躍した、海老原喜之助画伯の生誕120年を記念し、水彩・素描・リトグラフなど約50点が初めて志布志市で展示された。

 10日には、海老原あかね氏から志布志市へ、養殖ウナギの生産が盛んな同市にちなみ、ウナギをさばく人を描いたリトグラフ「うなぎを裂く」(1954年頃制作)の絵画贈呈式、テープカットなどのオープニングイベントも開催され、先着100人には海老原喜之助画伯オリジナルクリアファイルがプレゼントされた。

 また、海老原あかねさんは、画伯との思い出として、中学1年の時に、母親といっしょにパリに呼ばれ、3か月間いっしょに過ごしたこと。
 
 着いた次の日から、色や美術に関することの話や美術館を巡り絵の鑑賞に連れて行ってもらい、最初は「世界一の評論家といっしょにいるんだぞ」などと言われていた。

 1か月ほどしてカフェで「ようやく目が輝いてきたね」と、フランスでは普段、子供にコーヒーは飲ますことなく、いつもはコーラだったが、その時はツーカフェと注文してくれたこと。

 また、志布志中時代、当時は絵の具とかの画材も手に入りにくいときで、画集とかも先生が準備されたりし、吉井淳二さんといっしょに絵を学び、パリに行く道筋をつけてくれたところでもあり、「志布志というマチは、すごい志とエネルギーのあるところですね。」…と思い出話など語っていた。

 海老原喜之助画伯年譜は別表の通り。

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